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黙示録
Assault Attack
1. アソート・アタック
2. ロック・ユー・トゥ・ザ・グラウンド
3. ダンサー
4. サムライ
5. デザート・ソング
6. 砕かれた誓い
7. サーチング・フォー・ア・リーズン
8. アルサー
9. ガール・フロム・アップタウン
1. Assault Attack
2. Rock You To The Ground
3. Dancer
4. Samurai
5. Desert Song
7. Searching For A Reason
8. Ulcer
9. Girl From Uptown

ヘヴィメタルの歴史に残る名盤ですが・・・

 1982年発売、マイケル・シェンカー・グループの3枚目のスタジオアルバム。前作『神話』でドラムを担当していたコージー・パウエル、キーボードのポール・レイモンドが脱退し、ヴォーカルのゲイリー・バーデンがクビ。ドラムにロリー・ギャラガーのバックバンドののメンバーだったテッド・マッケンナ、ヴォーカリストとして元レインボーのグラハム・ボネットが参加し、マイケル・シェンカー(G)、クリス・グレン(B)、グラハム・ボネット(Vo)、テッド・マッケンナというラインナップでレコーディングされています。シングルカットされたポップなナンバー『ダンサー』、後にMSGのライブの重要なレパートリーとなるだけでなく、グラハム・ボネットのリーダーバンドであるアルカトラスでも演奏される名曲『デザート・ソング』などを収録。

 レインボーに在籍していた頃から仲の良かったコージー・パウエルと再び同じバンドでプレイできるという事でグラハム・ボネットがヴォーカリストととして加入します。しかし、このアルバムのレコーディングの前にコージー・パウエルが脱退してしまい、コージー、グラハム、マイケルの3人による夢のようなアルバムを期待していたヘヴィメタルファンは残念がっていましたが、幸い後任のドラマー、テッド・マッケンナはコージー・パウエルにも負けないパワーとテクニックがあり、重低音の効いたヘヴィなビートをベースに、マイケル・シェンカーのメロディ・メイカーとしての才能が生かされた名曲を、グラハム・ボネットのパワフルなヴォーカルで楽しめるという凄いアルバムになっています。シングルカットされた『ダンサー』のようなポップナンバーも収録されていますが、全体的には4人のメンバーの才能がぶつかりあったような緊張感溢れる曲で満たされているので、ポップ路線のヘヴィメタルが嫌いな人でも十分に満足できるアルバムでしょう。それにしても残念なのは、こんな歴史的な名盤を作ったのに、グラハム・ボネットがすぐに脱退してしまい、このアルバムのラインナップによる音源が、このアルバム一枚だけしかないという事です。個人的には、ヘヴィメタルという音楽ジャンルの中では、グラハム・ボネットが史上最高のヴォーカリストだと思っていますが、レインボーの『ダウン・トゥ・アース』、アルカトラスの『ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール』などグラハム・ボネットの代表作に比べても、このアルバムが一番パワフルで、アドリヴのセンスもずば抜けていると思います。MSGの前任のヴォーカリストであるゲイリー・バーデンがあまりにも酷いヴォーカルだったせいもありますが、このアルバムでのグラハム・ボネットの血管がブチ切れそうなヴォーカルには本当に感動します。曲も前作以上に幅が広がりイマジネーション豊かな曲が多く、パワフルでセンスのいいグラハムのヴォーカルの影響なのか、独りよがりのギタープレイではなく、ヴォーカルとのバランスを考えた洗練されたフレーズが多いような気もします。私個人としては、MSGの全てのアルバムの中から一枚だけ選べといわれれば、何の迷いもなくこのアルバムを選びます。

 

  マイケル・シェンカーのヨーロッパの哀愁を感じさせるメロディアスな曲、ギターフレーズは本当に日本人好みですし、レインボーで一躍有名になったグラハム・ボネットの強烈なヴォーカルも日本では絶大な人気があったので、このアルバムは日本人にとっては特別な魅力があると思います。ゲイリー・バーデンからグラハム・ボネットの交代は、ゲイリー・バーデンのヴォーカリストとしての力量に見切りをつけたMSGのマネージャーが画策し、コージーとの共演を熱望していたグラハム・ボネットとの利害が一致した事から実現したようです。このラインナップの新生MSGのライブでの選曲でマイケルとグラハムが揉めたのが致命傷になったというのが定説になっていますが、コージーの脱退によって、グラハムにとってはMSGというバンドに魅力を感じなくなっていたのは間違いないでしょう。『コージーが抜けたから俺も辞める』というのは、あまりにも子供じみているので辞める理由が欲しかったという見方をした方がいいのかもしれません。ソングライター、ギタリスト、アレンジャーとして才能豊かなマイケルは、その独裁的なふるまいからメンバーと揉める事が多いので、グラハム・ボネットが特別わがままだったというわけでは無いんでしょうね。

    

 

■ ダンサー ■

 グラハム・ボネットのパワーが炸裂する名曲。このアルバムの中で最もポップなナンバーでシングルカットされましたが、以外に歌詞もいいんですよ。ダンサーとしての資質に恵まれてはいない主人公が、自分だけにしかない魅力を武器に、ひたすら努力し続けるという内容なので、夢に向かって努力している人にとっては、勇気を与えてくれるという意味でも名曲だと思います。

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絶対にリマスター盤がオススメ

 この時代のヘヴィメタル系のアルバムは、ほとんどが最低の音質で頭痛のタネですが、このアルバムもリマスター盤を買わないと、相当悪い音で聴く羽目になります。リマスター盤は音質が良くなっただけでなく、アナログ盤の時代に発売されたシングル『ダンサー』のB面でオリジナルアルバムには収録されていなかった『ガール・フロム・アップタウン 』がボーナストラックとして収録されています。一般的にはボーナストラックとして収録される曲はオマケ程度で無くても問題ないような駄作が多いですが、この『ガール・フロム・アップタウン』は、なかなかの秀作でプログレっぽい複雑なビートアレンジに絶叫型のグラハム・ボネットのヴォーカルが楽しめます。私は、この曲を聴くためにシングルの『ダンサー』を買いましたが、リマスター盤を買えば、グラハムとマイケルの共演した貴重な音源の取りこぼしは無くなります。

 

 

 

 

 

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