ラスト・ワルツ（アルバム）/ザ･バンド・名作映画・洋楽名盤ガイド

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ラスト・ワルツ

ＴＨＥＬＡＳＴＷＡＬＴＺ

ディスク：1
1. ラスト・ワルツのテーマ
2. クリプル・クリーク
3. フー・ドゥ・ユー・ラヴ
4. ヘルプレス
5. ステージフライト
6. コヨーテ
7. 涙をふきとばせ
8. 同じことさ!
9. サッチ・ア・ナイト
10. オールド・ディキシー・ダウン
11. ミステリー・トレイン
12. マニッシュ・ボーイ

ディスク：2
1. ザ・シェイプ・アイム・イン
2. ダウン・サウス・イン・ニュー・オリンズ
3. オフェリア
4. アイルランドの子守歌
5. キャラヴァン
6. カーニヴァル
7. 連れてってよ
8. アイ・ドント・ビリーヴ・ユー
9. いつまでも若く
10. 連れてってよ(リプライズ)
11. アイ・シャル・ビー・リリースト
12. ~17ラスト・ワルツ組曲

ディスク：1
1. Theme From The Last Waltz
2. Up On Cripple Creek
3. Who Do You Love - (with Ronnie Hawkins)
4. Helpless - (with Neil Young)
5. Stagefright
6. Coyote - (with Joni Mitchell)
7. Dry Your Eyes - (with Neil Diamond)
8. It Makes No Difference
9. Such A Night - (with Dr. John)
10. The Night They Drove Old Dixie Down,
11. Mystery Train - (with Paul Butterfield)
12. Mannish Boy - (with Muddy Waters)
13. Further On Up The Road - (with Eric Clapton)

ディスク：2
1. Shape I'm In
2. Down South In New Orleans - (with Bobby Charles)
3. Ophelia
4. Tura-Lura-Lural (That's An Irish Lullaby) - (with Van Morrison)
5. Caravan - (with Van Morrison)
6. Life Is A Carnival
7. Baby Let Me Follow You Down - (with Bob Dylan)
8. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met) - (with Bob Dylan)
9. Forever Young - (with Bob Dylan)
10. Baby Let Me Follow You Down (Reprise) - (with Bob Dylan)
11. I Shall Be Released - (with Bob Dylan)
12. Well, The
13. Evangeline
14. Out Of The Blue
15. Weight, The
16. Last Waltz Refrain, The
17. Theme From The Last Waltz - (with Orchestra)

偉大なるロック史の記録

マーティン・スコセッシ監督によって映画化されたザ･バンドの解散コンサートを収録したライブアルバム。ザ･バンドの代表曲はもちろん、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、ニール・ヤング、ヴァン・モリソンなどなど信じられないような大物アーティストとザ･バンドの共演による名曲の数々が収録されたライブの名盤で、ロックの歴史の記念碑的な作品としても重要なアルバムです。

　同名の映画も製作され、ロックファンにとっては今更説明する必要も無い名盤ですが、２０００年を超えてから聴いてみると、本当に奇跡のライブといった感慨すら感じます。大物アーティストとの共演という聴き所もありますが、ホーンセクションを加えてのこのアルバムでのアレンジ、演奏は、ザ･バンドの名曲のベストテイク集でもあり、ザ･バンドのベスト盤とも言えます。極端な言い方をすれば、このアルバムだけ持っていれば、ザ･バンドの他のアルバムは買わなくてもいいと言うぐらいの価値のあるライブ盤です。『ラスト・ワルツ』のＤＶＤを購入したから、このアルバムは買わなくていいと思っている方にも、是非聴いてもらいたい名盤です。個人的には、最初から最後まで聴き終わるまでに何度も泣いてしまう感動的なアルバムなので、落ち込んでいる時には、なかなか聴けないアルバムです。人生の最後に聴くのは、このアルバムかもしれません。

国内盤、輸入盤、完全盤

　歴史的な名盤なんですが、ちょっと困ったことに、国内盤、輸入盤、完全盤でそれぞれ収録曲に違いがあります。映画『ラスト・ワルツ』には収録されていてアルバムに収録されていない曲があるのはイヤだ！という方は完全盤がオススメですが、ザ･バンドの曲を中心に聴ければＯＫという方は国内盤でもいいと思います。通常の国内盤の難点は、輸入盤に比べて収録曲数が６曲少ないということです。完全盤までは欲しくないけど、エリック・クラプトンの『ファーザー・オン・アップ・ザ・ロード』は何としても聴きたいという方は輸入盤のリマスター盤がいいと思います。この辺がちょっと面倒で残念です。

　　

■　オールド・ディキシー・ダウン　■

歳をとって涙もろくなった影響は否定しませんが、『オールド・ディキシー・ダウン』のイントロを聴いただけで泣き出してしまうのは、私だけなんでしょうか？私は、最近ちょっと壊れてきているので、この曲のイントロだけで泣いてしまうのは、もうお迎えが近いせいなのかと感じています。人間の根源的な悲しみが感じられる不朽の名曲のひとつだと思います。

■アナログレコードは、まだ買えます。OTAIRECORDで探しましょう！

映画『ラスト・ワルツ』、ＤＶＤオーディオもあり！

ＣＤに関しては国内盤、輸入盤、完全盤で収録曲が違いますが、この作品は映画として公開されているので、映画のＤＶＤも発売されています。歴史的なライブを映像でも楽しみたいという方にはお買い得です。さらに、高音質ソフトとして有名なＤＶＤオーディオでも発売されています。こちらは音楽ディスクで映像はありませんが、今まで発売されたＬＰ、ＣＤなどの音楽ソフトの中では、飛びぬけて高音質です。映画『ラスト・ワルツ』のＤＶＤと比べても音質の良さはハッキリ違い、自分が『ラスト・ワルツ』の会場で、実際にザ･バンドや豪華なアーティストたちの演奏を聴いているような錯覚を起こすほど高音質で、映像無しで音楽を聴いているだけでも鳥肌が立つような感動があり、かなり興奮します。大げさではなく鳥肌ものの感動を味わえる音の良さです。残念ながらＤＶＤオーディオの規格が無くなってしまった為、廃盤になり入手困難になっています。この歴史的なライブ演奏を、タイムスリップして体感したいという方は、中古商品でＤＶＤオーディオを探すことをオススメします。

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