ロック通の天才監督
1942年生まれ、アメリカ出身の映画監督。1963年から映画監督としてデビューしますが、本格的に注目されるようになったのは、ロバート・デ・ニーロを起用したバイオレンスアクション作品『ミーン・ストリート』からで、その後『タクシー・ドライバー』でカンヌ映画祭パルムドールを受賞して世界的に有名になります。マフィアを主人公にしたバイオレンスアクション作品が多いようなイメージがありますが、キリストの生涯を描いた『最後の誘惑』、ダライ・ラマを描いた『クンドゥン』などでは宗教的なテーマにも取り組み幅広いジャンルで才能を発揮しています。また、ザ・バンドの解散コンサートのドキュメンタリー映画『ラスト・ワルツ』の監督をするなど、ロック通の監督としても知られ、自身の作品でロックの名曲をBGMに使う事も多く、ロックファンの間では音楽センスのいい監督としても知られています。同業の映画監督や俳優、評論家からは高い評価を得ていたのものアカデミー賞では、なかなか受賞できず、2006年の『ディパーテッド』でやっとアカデミー賞の監督賞を受賞しています。やはりバイオレンスアクション系の作品で本領を発揮する監督だと思いますが、最近ではレオナルド・ディカプリオの才能に注目して主演で起用し続けているので、まだまだ期待できる監督だと思います。
マーティン・スコセッシ監督は、『ラスト・ワルツ』の監督をはじめ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリソンなどロックミュージシャンをテーマにした作品にも定評があり、しかも、音楽をテーマにした作品でなくてもロックの名曲をうまく挿入歌として使用して作品にインパクトを持たせるのがうまい監督なので、ロックファンは、映画にどんな名曲が使われているか、どんなシーンで使われているかに注目するという点でも、彼の作品を楽しめます。マフィアを描いた『グッド・フェローズ』では、エリック・クラプトンの名曲『レイラ』が使用され、『ディパーテッド
』では、ロイ・ブキャナンの『スウィート・ドリーム』が使用されるなど、ロックファンを感心させています。また、『ディパーテッド
』では、ローリング・ストーンズの名曲『ギミ・シェルター』を使用されています
。2016年、遠藤周作さんの原作『沈黙』を映画化。スコセッシ監督の長いキャリアの中でも最高傑作では?と言われるほどの名作を世に送り出しました。
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