リカオン 食肉目イヌ科リカオン属 ワイルドドックとも呼ばれ、アフリカのオオカミとも言われている。シェパードより少し小さいが四肢は長く、耳は大きく丸い。スリムな体型で精悍な顔つきをしている。茶、黒、白に色分けされた体毛の模様は個体ごとにすべて違う。黒い口先、茶色の額、白い尾などは共通。体長は80〜112cm、尾長は30〜40cm、体重は18〜36kg。 草原やサバンナに生息し、昼行性だが夜間も活動する。元来はサハラ以南のアフリカ大陸のほとんどに分布していたが、害獣として駆除されたり、犬のジステンパーなどの伝染病や生息環境の狭小化などで激減し、絶滅が心配されていて、野外ではめったに出会えない。 数頭から30頭の群れで草原に棲み、広く移動する。群れで狩りをし、その成功率は85%を誇る。狩りは目標と定めた草食獣を数頭が協力して、その持久力にものをいわせ追跡して倒す。倒してから食べるというよりは、獲物に追いすがりながら食いちぎるという感じである。倒した獲物はその場で食べて、巣穴に戻って、待っている子に肉を吐き戻し与える。繁殖には巣穴としてツチブタなどの掘った穴を利用する。 |
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リカオン アフリカのオオカミといわれ、茶、白、黒に色分けされたスリムな体型。 四肢が長く、精悍な顔つきが印象的。 群れで狩りを行い、ハンティングの成功率は高い。 犬のジステンパーにより数が激減して、野生ではなかなか見れない。 (ワイルドドックセンターにて) |
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