1. シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー
2. ニュー・ローズ
3. ダウン・オン・ザ・ファーム
4. ヒューマン・ビーイング
5. ロウ・パワー
6. エイント・イット・ファン
7. ビュイック・マッケーン
8. ヘアー・オブ・ザ・ドッグ
9. アティテュード
10. ブラック・レザー
11. ユー・キャント・プット・ユア・アームズ・アラウンド・ア・メモリー
12. アイ・ドント・ケア・アバウト・ユー

1. Since I Don't Have You
2. New Rose
3. Down on the Farm
4. Human Being
5. Raw Power
6. Ain't It Fun
7. Buick MacKane (Big Dumb Sex) [Medley]
8. Hair of the Dog
9. Attitude
10. Black Leather
11. You Can't Put Your Arms Around a Memory
12. I Don't Care About You

ガンズン･ローゼズのパンクカヴァーアルバム

　『ザ・ダムド』『Ｕ.Ｋ.サブス』『ニューヨーク･ドールズ』『イギー･ポップ』『Ｔ・レックス』『ザ･デッド･ボーイズ』『ナザレス』『ミスフィッツ』『ジョニー･サンダース』『セックス･ピストルズ』『フィアー』『ザ･スカイライナーズ』などのバンドの曲をカヴァーしたスタジオレコーディングアルバム。パンクファンにとっては、たまらなく魅力的なアルバムではないでしょうか。

　このアルバムにはガンズン･ローゼズのオリジナル曲が1曲も収録されていないので、ガンズン･ローゼズのサード･アルバムというよりは、アウトテイク集といった感じのアルバムです。好きなパンクバンドの曲を演奏して楽しんでいるという作品なので、ガンズン･ローゼズのオリジナルが聴きたい方には、完全にＮＧです。パンクロックのファンで、ガンズン･ローゼズも好き！という方にオススメのアルバムです。このアルバムで1番張り切っているのが、ベースのダフ・マッケイガン。ガンズン･ローゼズのメンバーの中で最もパンクロックの影響を受けいているのは、そのファッションからも明白です。『アティテュード 』ではリード･ヴォーカルも担当していて、ダフ･マッケイガンが一番目立っているアルバムかもしれません。

■　ダウン･オン･ザ･ファーム　■

『ファーム･エイド』でも演奏されてた曲ですが、スタジオ録音で聴くと、『ファーム･エイド』での演奏よりドライブ感があり、楽しめる仕上がりになっています。このアルバムに収録されている曲の中では、一番ガンズンローゼズにしっくりくるような曲だと思います。

 

実はもう1曲入っています。

　チャールズ･マンソンという人をご存知でしょうか？１９６０年代にカルト教団の教祖として名を売り、有名な猟奇事件『シャロン･テート殺し』の主犯として知られるサイコ野郎です。マリリン･マンソンの芸名の元にもなっているようですが、なぜかアクセル･ローズは、チャールズ･マンソンが好きなようで、ライブでもチャールズ･マンソンのＴシャツを着ていますし、実は、このアルバムの最後に、チャールズ･マンソンの曲を収録しています。アルバムに曲名も記載されていませんし、アルバムを最後まで聴かないと分りませんが、１２曲目の 『アイ・ドント・ケア・アバウト・ユー 』の演奏が終わった後に、パーカッションとアコースティックギター、ヴォーカルというシンプルなアレンジで、もう１曲収録されています。チャールズ・マンソンの曲だと知ったゲフィン･レコードの社長デヴィッド・ゲフィンが怒り狂ったそうですが、『シャロン･テート殺し』事件の犠牲者、シャロン・テートと、その夫である映画監督のロマン･ポランスキーは、ともにデヴィッド･ゲフィンの友人だったそうで、怒るのも当然と言えば当然ですね。私個人としては、チャールズ･マンソンが大嫌いで、小物のサイコ野郎としか思っていないので、なぜ、アクセルが、チャールズ・マンソンにこだわるのか、ちょっと理解できません。

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