ジェフ・ベックの愛したキーボーディスト
第2期ジェフ・ベック・グループのキーボーディストとして、ジェフ・ベックのファンにも絶大な人気のあるマックス・ミドルトンですが、実は、BBA結成時にもキーボーディストとして参加していたようです。結局は脱退してしまい、BBAというトリオバンドでアルバムを発表しますが、史上最強のトリオという3人でのバンドより、マックス・ミドルトンとの共演にこだわっていたジェフ・ベックが、いかにマックス・ミドルトンに惚れ込んでいたかがわかります。その後も、あのジェフ・ベックの名盤『ブロウ・バイ・ブロウ』『ワイアード』に参加しています。
第2期ジェフ・ベック・グループ解散後、ジェフ・ベックとコージー・パウエルを除く3人でハミング・バードというバンドを結成します。このバンドには、フュージョン、ジャズファンに人気のある名ドラマー、バーナード・パーディーも参加しています。この縁だと思いますが、70年代、ジェフ・ベックの来日コンサートの際のメンバーにもバーナード・パーディーが参加していました。バーナード・パーディーの参加により、第2期ジェフ・ベック・グループ以上にファンク色の強くなった玄人好みのサウンドでアルバムを3枚発表。コージー・パウエルのソロアルバムや、ミック・テイラー(元ローリング・ストーンズ)のアルバムにもゲスト参加しています。私も、最も好きなキーボードプレイヤーで顔に似合わず(スミマセン)、女性的で繊細な感性のあるキーボードプレイヤーだと思います。特にフェンダー・ローデスを使わせたら、右に出る者はいないんじゃないでしょうか?マックス・ミドルトンのプレイを聴きたいという理由だけでハミング・バードのアルバムを購入している方も多いと思います。ロバート・アーワイ(G)とコンビを組んで2枚のアルバムを発表後は、あまり目立った活動がなかったマックス・ミドルトンですが、2003年、ファン待望のマックス・ミドルトンのソロ・アルバムが発表されました。全曲マックス・ミドルトンのオリジナル、全8曲を収録しています。参加メンバーは以下の通りです。
・MARTIN DITCHAM : Drum &Percussion
・MAQUENZIE : Beat Box &Guitar &Vocals
・SYLVIN MARC : Bass &Guitar &Vocals
・ROBERT AHWAI : Guitar
・MAIUKO : Vocals
・DICK PEARCE :Flugelhorn &Trumpet
アマゾンでの販売が開始になりました。また以下のマックス・ミドルトンのホームページから購入が可能です。私もここから購入しましたが、1週間ほどで商品が到着しました。
http://www.maxmiddleton.com/