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男はつらいよ・幸福の青い鳥

シリーズ37作(1986年)

●監督
山田洋次

●キャスト
渥美清
倍賞千恵子
長淵剛
志穂美悦子
有森也実

■ ストーリー ■


 寅さんは、九州の筑豊を旅していた時に、旧友の旅芸人の座長が亡くなった事を聞き、亡くなった座長の一人娘美保を訪ねる。父親を亡くし、寂れた町で一人暮らしをする美保に同情した寅さんは、困った事があったら東京は葛飾柴又のとらやに来るように言い残して再び旅にでる。美保は、寅さんに会う為に東京にやってくるが、寅さんが不在で、行くアテを無くして気落ちしている時に、偶然出会った画家を目指す健吾と知り合いになるのだが・・・。

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■ レビュー ■

 

 1986年日本映画。監督は『学校』『息子』『幸福の黄色いハンカチ』の山田洋次。出演は、渥美清、倍賞千恵子、長淵剛、志穂美悦子など。日本を代表する長寿シリーズ『男はつらいよ』の37作目。

 この作品の製作された頃に、人気絶頂だったミュージシャンの長渕剛さんが出演、共演者の志穂美悦子さんとは、この作品の共演が縁で後に結婚、俳優としても大活躍する事になる長渕剛さんの、更なる飛躍のキッカケとなった作品です。長渕さんは、画家として成功することを夢見て東京で働く若者の健吾を好演していますが、荒っぽくて素直に気持ちを表現できず、才能はあっても中途半端で根性の無いキャラクターは、80年代の若者に多かったタイプのキャラクターで、80年代に青春時代を過ごした男性にとっては、共感を持てる人も多いと思います。長渕剛さんはまだ若いですが、かなり存在感があり、ミュージシャンではなく画家を目指す青年というキャラクターにしたのは、ミュージシャンを目指す若者という設定にしてしまうと、長渕さんのキャラクターが強くなりすぎて、『男はつらいよ』シリーズとしてのイメージが弱くなってしまう可能性があったからかもしれません。さすがに、渥美清さんと並んでしまうと、軽い若造に見えますが、映画全体の雰囲気を支配してしまうほどの存在感には感心させられます。ストーリー的には、九州の田舎町から上京してきた美保が中華料理店で働くようになって人気者になるなど、ホームドラマとしての見所が多く、サイドストーリーとして描かれている工場労働者の鉄男の恋心なども心に残りますが、寅さんが美保を保護者のような立場から見守るという物語なので、美保と健吾の恋愛がメインになっていて、寅さんの恋愛要素は少なめです。また、『男はつらいよ』シリーズに度々登場した大空小百合がマドンナ役ですが、岡本茉利さんではなく、志穂美悦子さんが演じているので、シリーズ初期からのファンにとっては違和感があるかもしれません。以前の大空小百合のキャラクターを無視して、別のキャラクターとして観れば、それなりに楽しめると思います。長渕剛さんの個性を十分に楽しめる秀作で、ほんの少しだけですが、長渕剛さんがブルースハープを吹く場面もあり、音楽的な才能も楽しめます。

 長渕剛さんと言えば、メッセージ性の強い歌詞が多くの人の支持を得てカリスマ的な人気のあるアーティストであり、某ファッションブランドの社長なども熱狂的なファンとして、衣装を提供するなど、特に男性に人気があります。私の友人にも熱狂的なファンが何人かいて、ライフスタイルまで影響を受けていました。歌詞の内容もミュージシャンとしての才能も最高で、しかも役者としても存在感のある演技派として注目されていたので当然だと思いますが、長渕剛さんの不倫スキャンダルが多くなった時に、私の友人の一人が、『長渕さんが不倫するなら、俺もする!』みたいな、ヘンな影響を受けていました。幸い、その友人の奥さんが寛大な人だったので大きな問題にはなりませんでしたが、周囲の人間は、かなりヒヤヒヤさせられました。ヘンな影響を受ける方も悪いですが、カリスマ的な影響力のあるアーティストには、もうちょっと自覚を持ってもらって責任ある行動をしてもらいたいですね。

幸せは心がけ次第

 コンピュータ占いで寅さんが引いたクジには、こんな事が書かれていました。これも人生訓なんでしょうね。どんな境遇にあっても、幸せは心がけ次第なのかもしれません。

誰でも歳をとると、そうなるもんなんだよ

 美保の父親が、晩年には手に負えないほど我がままになってしまったというエピソードが紹介されていますが、これは、ほとんどの人が同じようです。体力が衰えて自由に体は動かなくなり、死を待つだけとなった老人は慢性的に苛立ち、自分の体が言う事をきかなくなった分、周囲の人に甘えてしまうんでしょう。介護の負担も大変だと思いますが、誰でも同じと考えて優しく対応してあげた方がいいでしょうね。

問題は、お前の芸術が審査員に分るかどうかだな

 自分の作品を出品したり、コンテストに参加すると、審査員の判断で優劣が決まってしまいます。審査員は、その道のプロなので審美眼は確かだと思いますが、芸術作品は、必ずしも多数決で判断できるものではありません。審査員も人間なので好みもあるでしょうし、あまりにも先進的なアイディアや芸術は異端扱いされて葬られてしまう事があります。そう考えると、本当に芸術的な価値が高い作品も、かなり埋もれているのかもしれませんね。

残念な事に、根気がないんだよな

 昔の人に言わせると、現代の若者は、しぶとさ、粘り強さに欠けるそうです。健吾が自分を卑下して『どうせ俺は、この程度の男さ・・・』とふて腐れるシーンが、その象徴かもしれません。才能はあるけど、根気、根性が無いと才能を生かせずに終わってしまうかもしれません。

徹底すればいいのか何でも
 
  何をやっても器用にこなしてしまう人もいますが、色々な事に手を出して全て中途半端で終わらせてしまうより、何か一つの事を徹底してやった方がいいでしょうね。恋愛に関しても、誰か一人を徹底して愛したほうが幸せになれるような気がします。

 

名シーン

ゆかりちゃん、見送りに行かないの

 タコ社長の工場で働いていた鉄男が、工場を辞めて田舎に帰ることになりますが、鉄男は同じ工場で働いていたゆかりちゃんに惚れていました。しかし、ゆかりちゃんには婚約者が・・・。鉄男の気持ちを知っているゆかりちゃんは、辛くて見送りに行けないんですね。悲しいシーンです。

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ガイド

大空小百合

 この作品のマドンナ美保は、旅芸人一座の花形で、大空小百合という芸名でした。この旅芸人一座は、『男はつらいよ』シリーズに度々登場していて、『男はつらいよ・寅次郎恋歌』『男はつらいよ・寅次郎純情詩集』『男はつらいよ・寅次郎頑張れ!』『男はつらいよ・寅次郎春の夢』までは、岡本茉利さんが大空小百合さんを演じていましたが、本作では、志穂美悦子さんが演じています。寅さんが、美保と再会するシーンで紹介されているエピソードは、『男はつらいよ・寅次郎恋歌』のワンシーンです。『男はつらいよ』に登場するキャラクターの中で、唯一、寅さんを『車先生』と呼ぶ異色のキャラクターで、シリーズ初期からのファンには、人気のあるキャラクターでした。

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