後にデレク・アンド・ザ・ドミノスのメンバーとなるミュージシャンが参加して、名盤「レイラ」を思い起こさせるサウンドですが、エリック・クラプトンのソロアルバムということで、バンド的な完成度や緊張感はなく、気軽なジャムから生まれたリラックスしたアルバムという印象があります。「アフター・ミッドナイト」「ブルース・パワー」「レット・イット・レイン」などの名曲が収録されています。参加ミュージシャンは、以下の通り
●ジム・プライス(トランペット)
●ボプ・キーズ(テナー・サックス)
★ エリック・クラプトン(ギター、ヴォーカル)
●デラニー・ブラムレット(リズム・ギター、 ヴォーカル)
●スティーブン・スティルス(ギター)
●レオン・ラッセル(ピアノ)
●ジョン・サイモン(ピアノ)
★ ホビー・ホイットロック(オルガン、
★ カール・ラドル(ベース・ギター)
★ ジム・ゴードン(ドラムス)
●ソニー・カーティス(ヴォーカル)
●J・アリスン(ヴォーカル)
●リタ・クーリッジ(ヴォーカル)
●ポニー・ブラムレット
★印で表記されているのは、後にデレク・アンド・ザ・ドミノスのメンバーです。その他にもレオン・ラッセル、スティーブン・スティルス、リタ・クーリッジなど豪華メンバーです。
スタジオレコーディングアルバムが「レイラ」のみで解散してしまったデレク・アンド・ザ・ドミノスの音をもっと聴きたいと願うファンにとっては必需品です。特に、アルバムの最後を飾る名曲「レット・イット・レイン」はポップなメロディラインが美しい曲ですが、曲の後半でピアノソロの後ギターソロのフレーズは何度聴いても興奮します。この曲はロビン・ウィリアムス主演の映画「パッチ・アダムズ」の中でも使用されていますが、この時代を象徴する名曲の一つとして認められている証拠だと思います。