エリック・クラプトンと言えばストラトキャスター!特に黒のストラトはブラッキーという愛称で親しまれていて最も有名ですが、クリーム時代には、主にギブソン社のSGとES335と使用していました。また、ソロ活動でもギブソン社のエクスプローラーも使用しています。ヤードバーズ在籍時はテレキャスターを使用していたようです。
ギブソン SG、ES335
クリーム在籍時にメインで使用していたSGは中高域の音が強く、長いサスティーンでクリームのサウンドには最適だったと思います。ウーマン・トーンと呼ばれた甘く女性的で色気のあるサウンドのファンも多いと思います。
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ギブソン レス・ポール エクスプローラー
アームズコンサートでも使用していたエクスプローラー、一時期、ボディの角を切り落としたエクスプローラーを使用していましたが、リフの強いなどは、ストラトでは出ないハムバッキングの厚めの音が使いたいようです。ザ・フーの映画「トミー」ではレスポールを弾く映像を観ることができますが、ライブでレスポールを使用する姿は、ほとんど見かけられません。
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フェンダー テレキャスター
ヤードバーズ時代にはテレキャスターを使用していたようですが、好んで使っていたというよりは、当時のイギリスでは、フェンダー、ギブソンなどのアメリカ製のギターの入手が困難で、自由にギターを選ぶ事ができなかったという事情もあったようです。ステージで演奏中に度々弦が切れていたらしく、エリック・クラプトンとしては、あまりいい印象がないようで、レスポール同様、あまり使用することは無いようです。
フェンダー ストラトキャスター
ブラッキーと呼ばれる黒のストラトキャスターは、数本のストラトキャスターのパーツを組み合わせて作られたカスタムメイドだったらしいですが、低音が弱く、ヴィンテージギターの専門家からは、ペンペンギターと呼ばれ、あまり音の良いギターではなかったようです。初代ブラッキー以降は、ノイズの少ないレースセンサー社のピックアップを搭載したフェンダーストラトキャスターを長く愛用していたようです。色は黒の他、ピューターというグレーのメタリックなどを使用している映像が「ネヴワースフェスティバル」のDVDなどで確認できます。その後、レースセンサー社とフェンダー社の契約問題で、レースセンサーピックアップが使用できなくなってからは、エリック・クラプトンの要望を取り入れたエリック・クラプトン・モデルとしてフェンダー社のノイズレス・ピックアップを搭載したギターを使用しているようです。近年のクロスロードコンサートなどでニューデザインのエリック・クラプトン・モデルが発売されましたが、レースセンサー搭載のストラトキャスターに比べて、音は良くないように感じます。
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