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1. いとしのレイラ
2. バッヂ
3. ブルース・パワー
4. ロール・イット・オーヴァー
5. リトル・ウィング
6. レッド・ワイン
7. アフター・ミッドナイト
8. ベル・ボトム・ブルース
9. プレゼンス・オブ・ザ・ロード
10. テル・ザ・トゥルース
11. パーリー・クイーン
12. ハイウェイへの関門
13. レット・イット・レイン
14. クロスロード

1. Layla [#]
2. Badge
3. Blues Power [#]
4. Roll It Over
5. Little Wing
6. Bottle of Red Wine [#]
7. After Midnight
8. Bell Bottom Blues [#]
9. Presence of the Lord
10. Tell the Truth [#]
11. Pearly Queen
12. Key to the Highway [#]
13. Let It Rain [#]
14. Crossroads [#]

エリック・クラプトンの再起をかけた伝説のライブ

　１９７３年にレインボーシアターで行われたエリック･クラプトンの復活コンサートの模様を収録したライブ・アルバム。当時、ドラッグ中毒で引きこもりのような生活をして、音楽活動から遠ざかっていたエリック･クラプトンを、ザ・フーのピート・タウンジェント、ロン・ウッドらが表舞台に引きずり出す為に企画されたコンサートと言われています。アナログ盤で発売されていた時は、６曲だけしか収録されておらず、エリック･クラプトンのギタープレイが本調子でなかった事もあり、一般的に評価の低いアルバムですが、クリーム時代の２曲『バッジ』『クロスロード』、ソロアルバムとデレク＆ドミノスの『レイラ』からのベストな選曲で、オリジナルのアレンジに近い演奏を楽しめます。

ＬＰレコードで発売された当時の収録曲は以下の通り。

1. バッヂ
2. ロール・イット・オーバー
3. プレゼンス・オブ・ザ・ロード
4. パーリィ・クィーン
5. アフター・ミッドナイト
6. リトル・ウイング

 

　最近ＣＤで発売された音源には、このコンサートで演奏されたほとんどの曲が収録されていますが、なぜアナログ盤で発売された時に６曲しか収録しなかったのか、そのなぞがハッキリしました。単純に、演奏内容がヒドイので公式発売したくなかったんでしょう。病み上がりのエリック･クラプトンのギタープレイ、ヴォーカルに力が無いのは仕方が無いとしても、バックバンドのミスが多く、アレンジをしっかり覚えていない為のイージーミスなどが多く、レコード化するのは厳しい内容だったことは間違いありません。ピート・タウンジェントとロン・ウッドのギターのバッキングも雑で、全体的には、リハーサル無しのジャムセッションをステージでやっているような演奏内容で、完成度の低さは否定出来ません。しかし、エリック･クラプトン、ピート・タンジェント、ロン・ウッドらの共演のライブは、エリック･クラプトンのファンにとっては貴重な音源で、この時代ではエリック・クラプトンのベストな曲が演奏されているので、ファンにとっては嬉しい限りでしょう。ライブアルバムと言っても、ほとんどの場合、後で音を取り直したり修正するのが当たり前ですが、このアルバムは、小細工無しの本物のライブ音源なので、良くも悪くも生々しい演奏が伝わってきます。

 

 

■ テル・ザ・トゥルース 　■

　デレク＆ドミノスの名盤『レイラ』に収録されている曲ですが、シンプルなアレンジにエリック･クラプトンらしいキラリと光るセンスが生かされた名曲です。元々がジャムセッション風の曲なので、このライブでも自由に演奏されていて、細かいミスなどはほとんど気にせずに楽しめます。

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ＤＶＤオーディオがあります

　このアルバムは、最近完全盤のＣＤが発売され、アナログ盤で発売された時にカットされた曲を楽しむ事ができますが、実は、どうやらこのコンサートは１部、２部と２回コンサートが行われていて、両方の演奏を収録した２枚組みのＤＶＤオーディオが発売されています。ミッドヴァレー・レコードというマイナーなレーベルから発売されていますが、５．１ｃｈで、さすがＤＶＤオーディオと言う高音質で楽しむ事ができます。現在発売されている『レインボー・コンサート』の音源では、このＤＶＤオーディオがダントツで音がいい上に２部ではギターをレスポールに持ち替えて演奏しているので、ギターの音色の変化も楽しめます。アマゾンの出品者からの購入、または、オークションなどでも、たまに見かけることがあります。このライブを高音質で楽しみ体という方には、このＤＶＤオーディオがオススメです。

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