残酷な天使
1945年生まれ、カナダ、トロント出身のシンガーソング・ライター。バッファロー・スプリングフィールド
、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのメンバーとして活躍後、ソロアーティストとして活躍を続けています。スティーブ・ウィンウッドやエリック・クラプトンも同じですが、バンドのメンバーとしてプレイするより、ソロ・アーティストとして才能を発揮するタイプのミュージシャン。ボブ・ディランとともに、多くのミュージシャンやファンにメッセージ性の強い歌詞で大きな影響を与えました。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングに在籍時に発表した『デジャ・ヴ』、ソロとして発表した『ハーベスト』『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』などのアルバムは、ロックの名盤として語り継がれる名盤になっています。近年、ブッシュ大統領を名指しで批判するなど、政治的な発言も多くなり、ブルース・スプリングスティーンや、ボブ・ディランとともに影響力の強いアーティストです。
明日から会社にいけない・・・
私の友人にもニール・ヤングの大ファンは多いですが、ニール・ヤングの歌詞に強く影響を受けている友人は、週末しかアルバムを聴けないそうです。平日にニール・ヤングのアルバムを聞いてしまうと、もう働く気力が無くなってしまい、会社に行けなくなりそうで金曜日、あるいは土曜日だけ聴くようにしていると告白してくれました。ニール・ヤングの歌詞には、残酷なほど人生についての悲しい真実が語られているので、それが真実だと分っていても、毎日の生活の中で、見てみぬ振りをして何とかその日その日を過ごしているのに、突然残酷な真実を突きつけられるような怖さがあり、デリケートな人にとっては、まさに残酷な天使のメッセージを受け取るような覚悟でアルバムを聴かなくてはなりません。最近私も、ニール・ヤングのソロアルバムを聴くと、こういうダメージが分るので、友人と同じように金曜日に限定して聴くようにしています。ちょっと小汚い天使ですが、ハンパな哲学書や宗教なんかより真理を伝えてくれる天使のようなアーティストだと思います。
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