1. エリン・ショアー
2. 遙かなる想い
3. ヘヴン・ノウズ
4. アロング・ウィズ・ザ・ガールズ
5. サムデイ
6. ランナウェイ
7. ライト・タイム
8. ミンストレル・ボーイ
9. トス・ザ・フェザーズ
10. ラヴ・トゥ・ラヴ・ユー
11. シークレット・ライフ
12. カラロウ・ジグ
13. クローサー
14. リーヴ・ミー・アローン
15. エリン・ショアー
16. サムバディ・エルス・ボーイフレンド

　最後のメロディーメイカー登場

　コアーズのデビューアルバム。アイルランド出身、しかも民族楽器を取り入れたバンドと聞くと、なんか田舎臭いイメージを抱いてしまいそうですが、はじめて聴いた時は、その洗練されたサウンドと美しいハーモニーに本当にビックリ。デビュー作とは思えない完成度の高さ。デビュー前からハイセンスで完成度の高いバンドだったようです。アイルランドらしい美しい旋律を持つ曲や、思わず口ずさみたくなるようなメロディーを持った曲、ドライブ感のあるロックなどバラエティに富んだ名曲ばかりで、いまだにライブで演奏され続けている曲が多数収録されています。各パートの楽器のアレンジも信じられないほどハイセンスですから、バンド活動をされてる方には参考になると思います。ビートルズやイーグルスなどのような、誰もが歌える美しいメロディを作れる最後のバンドかもしれません。

　後々までコアーズの代表的なレパートリーとなる「ラナウェイ」は、流れるような美しいメロディで、スタンダードナンバーと呼べると思いますし、シャロンの美しいバイオリンのメロディを楽しめる「ミンストレル・ボーイ 」、レゲエのビートが心地よいポップソング「ライトタイム」、ギターのリフが印象的なハードなナンバー「サムデイ」、信じられないほどの透明感のある「クローサー」など曲のバリエーションも広く、何度聴いても飽きない名盤だと思います。

　  　

 

■　ラヴ・トゥ・ラヴ・ユー 　■

名盤の中から1曲だけを選ぶのは大変です。このアルバムも名曲ぞろいなので悩みましたが、曲のメロディが一番好きなので、この曲をピックアップしました。アルバムの曲の順番も、この曲の印象を強く印象付けます。コアーズの曲の中でも、ライブで欠かせないToss the Feathersの次に収められていますが、ノリのいいToss the Feathersが終わってすぐにLove to Love Youのサビのメロディーが入ってくるところが最高です。勿論この1曲だけでも名曲ですが、アルバムを通して聴いている流れの中でのLove to Love Youは格別です。

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　国内版にはボーナストラックとして1曲追加されています。ボーナストラックというと駄作が多いですが、コアーズらしいポップなナンバーが収められているので、ボーナストラックの入っている国内盤がおすすめです。またこのアルバムは、驚くほど高音質ですから、出来ればグレードの高いオーディオで聴いていただきたい名盤です。私はオーディオセットの変更をした時には、必ずこのアルバムでチェックをしています。

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