1995年アメリカ作品。監督はタムラ・デイヴィス。主演は『ビッグ・ダディ』『ロンゲスト・ヤード』『再会の街で』などの主演で有名なアダム・サンドラーと『ラスト・サマー』などのブリジット・ウィルソン
。27歳になって親のスネをかじっている青年が、小学校から学業をやりなおす姿を描いたコメディ作品。
アダム・サンドラー主演の日本未公開作品。アダム・サンドラー主演のコメディ作品では、魅力的な女優共演し、色気とコメディを両方楽しめる作品が多いですが、この作品でも、小学校の女性教師役で美人女優ブリジット・ウィルソンが出演しています。アダム・サンドラー主演のヒット作『ウエディング・シンガー』『ビッグ・ダディ』などの作品に比べると地味な作品で、映像的にも古臭く、B級コメディの域を出ていませんが、おバカ丸出しの主人公の下ネタ、幼稚なイタズラ、子供相手のマジ切れなどなど、アダム・サンドラーの個性が十分に生かされた作品なので、彼のファンなら楽しめると思います。また、ロック通のアダム・サンドラーらしいロックの名曲がBGMに使われている点も見逃せません。そして、子供の頃にクラスメートをイジメた過去のある主人公が、イジメられている人間の気持ちを理解するなど、ちょっとだけシリアスなテーマも入っています。良くも悪くもアダム・サンドラーの個性が生きた作品なので、アダム・サンドラーの好きな方には楽しめますが、彼が嫌いな人にとっては、単なるB級コメディかもしれません。
懸命に読んでる子になんてことを!
ビリーが、本をうまく読めない子供をバカにすると教師のベロニカが激怒します。一生懸命に努力している人間をからかったり、バカにしたりするのは良くないですね。一生懸命やっても、不器用でうまく出来ない人もいますが、怠けていて何もしない人よりはマシだと思います。
イジメられるのイヤよね
小学校の課程を終え進級したビリーですが、新しい環境になじめずイジメられてしまいます。しかし、自分がイジメられてはじめて、イジメにあっている人の気持ちを理解し、自分が酷いことしていたという事を学びます。他人の気持ちを理解するには、その人の立場になってみないと分らないものですが、自分がイジメられる事によって、同じ立場を経験して理解できるようになったビリーは、ラッキーなのかもしれません。