1998年アメリカ作品。監督は、『ウェディング・シンガー』『もしも昨日が選べたら』のフランク・コラチ。出演は、『ビッグ・ダディ』『再会の街で』のアダム・サンドラー、『アバウト・シュミット』のキャシー・ベイツ、『あの頃ペニー・レインと』のフェルザ・バルクなど。過保護に育てられたイジメられっ子が、フットボール選手として大活躍する姿を描いたスポーツコメディ。
30歳を過ぎでもママの言いなりのオタク男という病的なキャラクターをコミカルに演じるアダム・サンドラーの演技にも注目ですが、この作品で一番目立っているのは、ママを演じているキャシー・ベイツ。体型にも風格がありますが、圧倒的な存在感でアダム・サンドラーを食って、本作の主演とも言える存在感を見せています。あまりにもキャシー・ベイツ演じるママの存在感が強いため、恋人役のフェルザ・バルクが目立たず、ラブコメの要素は弱いですが、アダム・サンドラーとキャシー・ベイツの怪演と、ドタバタコメディを楽しめます。また、アダム・サンドラー主演作品らしく、新旧ロックの名曲をBGMに使っているので、ロックの名曲も楽しめます。恋愛映画としての要素が弱いので、ラブコメが好きな方には向きませんが、ドタバタコメディとして笑えればいいと割り切って楽しめば、かなり楽しめる作品です。
想像力を使って戦え
スポーツに限らず、人間にとって一番重要な要素の一つは、想像力かもしれませんね。スポーツなどの競技では、豊かなイマジネーションが戦況を劇的に変えてしまいますし、想像力豊かな人は、楽しみが多く、トラブルを乗り越えるのがうまいような気がします。