中年ロックオタクのロブは中古レコード店を経営。好きな音楽を一日中聴ける環境で、同じくロックオタクのアルバイトのディックとバリーを雇い、特に不満も無い生活をしていたが、同棲中の恋人ローラは、夢を失ったロブに失望し、出ていってしまう。ローラを失ったことをキッカケに、なぜ自分は必ず女性に振られるのか悩み、過去に付き合った女性を訪ねて原因を知ろうとするが・・・

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　２０００年アメリカ作品。監督は『靴をなくした天使』のスティーブン・フリアーズ、出演は『シン･レッド･ライン』『決別の街』などのジョン・キューザック、『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック、『エネミー・オブ・アメリカ』のリサ・ボネット、『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンス、『ターミナル』のキャサリン・ゼタ・ジョーンズなど豪華なラインナップ。ロックオタクのレコード店の店長の恋愛をコミカルに描いたロックファン向けの娯楽作品です。ブルース・スプリングスティーンがカメオ出演しているのも見所です。

　主人公がロックオタクの映画なので、ロックファンには特にオススメなんですが、ヒットチャートに上がるような曲ばかりではなく、割とマイナーでマニアックなバンドの曲が楽しめるのも魅力です。私もこの映画の影響で、今まで聴いた事の無いアーティストを色々と知ることができました。ロックファンの誇りを感じさせるセリフも多く、ロックファンを辞任している方にとっては共感できる部分も多いのではないでしょうか？ロックファンにしか分からないジョークもかなり出てきます。ちょっとマニアックすぎてロックファンじゃないと理解できないシーンもあるので、★３つにしましたが、音楽を抜きにしてもコメディ映画、恋愛映画として楽しめると思います。

夢の職業

　「ローリングストーン誌の記者」「アトランティックのプロデューサー」「ミュージシャン」「映画監督」など、主役のロブにも、ロックファンなら誰でも憧れる夢がありました。レコード店の経営で満足して夢をなくしてしまったロブに、ローラがライブコンサートを企画し、ロブにＤＪをさせます。こんな彼女がいたら最高でしょうね。

ソニック・デス・モンキー

　ジャック・ブラックが演じるバリーが結成したバンド名ですが、ソニック・ユースのバンド名からパクっているようで笑えます。バンド名のもう一つのプランとしてバックマン・ターナー・オーヴァードライブを文字ったきゃスリン・ターナー・オーヴァードライブ（笑）が会ったそうです。このバンドが映画のクライマックスで演奏しますが、なんとも意外な曲を演奏します。このテイクはサウンドトラックアルバムにも収録されています。映画『スクール・オブ・ロック』でも熱狂的なロックファンぶりを見せてくれたジャック・ブラックですが、この映画でも大活躍です。

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John Cusack
Iben Hjejle
Todd Louiso
Jack Black
Lisa Bonet

 

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