ある日キット・カラザースは仕事の帰りにホリーという少女に出会い、恋に落ちる。しばらくの間、二人は幸せな時間を過ごすが、ホリーの父親に交際を反対され、キットが脅しのつもりで向けた銃で、誤って射殺してしまう。キットとホリーは二人だけの生活の為に逃避行の旅に出る。

ネットで気軽にDVD CDレンタル　ぽすれん 

　１９７３年アメリカ作品。監督は、『天国の日々』『シン･レッド･ライン』のテレンス・マリック。出演は、『地獄の黙示録』『ウォール街』のマーティン･シーン、『ミッシング』のシシー･スペイセクなど。１９５８年にネブラスカで起きた連続殺人事件の実話を基に、テレンス・マリック監督が製作、監督、脚本を手がけたデビュー作。現在ではＤＶＤで発売されていますが、日本未公開作品で、アメリカン・ニュー・シネマの隠れた名作の1つといえると思います。

　主人公は憤怒や恨みによる殺人を犯すわけでもなく、猟奇殺人犯というわけでもありません。むしろ、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のバイオレンス・ロード・ムービー・バージョンと言えるかも知れません。自分たちだけの居場所求めているだけなのに、社会がそれを認めてくれず、居場所を失い、殺人、逃避行という行動に追いやられてしまった主人公に対して共感を覚える人も少なくないと思います。この時代の作品「真夜中のカウボーイ」「イージー・ライダー」「いちご白書」などの主人公たちと少なからず共通点があると思います。こういう感性が広く共感を呼び、受け入れられていた時代に作られた作品ですが、今の若い世代の人が、この作品を観たら、何を感じるのでしょうか？

　テレンス・マリック監督の映画は、どの作品も浮世離れしたほど映像が美しく、この作品でもテキサス、南ダコタ、モンタナなどの広大な砂漠の夕暮れ、遠雷、そこに生きる動植物の映像が散りばめられています。この溜息が出るほど美しい映像を観るだけでも、この作品を観る価値はあると思います。マリック監督の映画でなければ見ることのできない映像です。

長い孤独より、愛する人との1週間を選ぶ

　 ホリーのセリフですが、孤独で無意味な人生を長く続けるより、短い期間でも、本当に愛する人との満ち足りた時間を過ごしたいという心情が伝わってきます。

　この映画をベースに、オリバー・ストーン監督は『ナチュラル・ボーン・キラー』を、トニー･スコット監督は『トゥルー･ロマンス』を作ったようです。脚本は全く違った展開になっていますが、明らかにストーリーの基本は同じで、特に『トゥルー･ロマンス』の音楽は、この作品に酷似しています。面白い事に、『トゥルー･ロマンス』の音楽を担当したハンス・ジマーは、後年、マリック監督の『シン・レッド・ライン』で音楽を担当することになります。また『ナチュラル・ボーン・キラー』で主演したウディ・ハレルソンも『シン・レッド・ライン』に出演しています。

ＤＶＤ 購入ガイド

映画見るなら　⇒スカパー！おまかせプラン

検索用語を入力 検索フォームを送信

テレンス・マリック

マーティン・シーン

シシー・スペイセク

ウォーレン･オーツ

 

毎月しっかり副収入！会社を辞めて本業も夢じゃない
アフィリエイトをはじめるなら『Webノウハウ講座』

このサイトは、正規パートナーサイトなので
【 ギフトナンバー「w10241」 】と入力して
このサイトから申し込めば、１０％オフとお得です。

アフィリエイトで稼ぎたい方は、いますぐクリック！！