アメリカン・ロックを代表する名盤!
ロック史に残る名曲『フリーバード』を収録した衝撃のデビューアルバムの後に、こんな名盤を発表すると、誰が予想したでしょうか?映画のタイトルにもなった名曲『スウィート・ホーム・アラバマ』、ハードロックファンも魅了する『ワーキン・フォー・MCA』、ベッタベタに泥臭いブルース『アイ・ニード・ユー』、風に揺れる麦畑が目に浮かぶようなカントリーナンバー『カーティス・ロウのバラード』、エリック・クラプトン の『レイ・ダウン・サリー』のような軽快な『スワンプ・ミュージック』など、バラエティに富んだアルバムでありながら、散漫さが無く、無駄の無い恐るべき名盤に仕上がっています。セカンドアルバムで早くも頂点に達したかのような感さえあります。CDの中ジャケット(右上の写真)にはバンドのメンバーが、仲間を池に落とそうとしている写真がありましたが、こんな悪ふざけも、バンドとしての結束力の強さが感じられて、バンドの雰囲気の良さが伝わってきます。
エリック・クラプトンとレッド・ツェッペリン?
こう言うと、サザンロックのファンに反感を買うかもしれませんが、昔、レーナード・スキナード の音楽は、エリック・クラプトン とレッド・ツェッペリン の音楽を足したような感じがイイ、と言う意見を聴いた事があります。レーナード・スキナードのギタリスト、アレン・コリンズ、ゲイリー・ロッシントンのギターフレーズは、明らかにエリック・クラプトン の影響が強く感じられます。また、レッド・ツェッペリン ほどではないにしても、ハードロック的な、エッジの強いギターリフを基盤にした曲も多く、ブルース、カントリーというアメリカ南部の音楽を基本にしながらも、エリック・クラプトン のブルージーなギターと、レッド・ツェッペリン のような強烈なリフを、上手く組み合わせる事によって、彼らにしか出来ないオリジナリティを出しているような気がします。このアルバムは、こういう彼らの音楽的な個性を全て出し切ったような名作に仕上がっています。サザンロックの名盤を1枚だけ選ぶとしたら、このアルバムを選ぶ方も多いと思います。
針とスプーンの意味は?
このアルバムをはじめて聴いたのは高校生の頃でした。当時は、『針とスプーン、ん・・・????』針とスプーンがどう関連するのか、さっぱり分かりませんでしたが、映画とか観て理解しました。ドラッグをスプーンで溶かして、針で注射するんですね。なるほど・・・。この曲はカッコイイですけど、みなさんマネしないでくださいね。え、私ですか?、やりません。やったことありません。って言うか。ドラッグ買うお金があったら、毎日、一日3食ゴハン食べたいですよ・・・ホントに・・・。