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ストリート・サバイバーズ
Street
Survivors
1. ホワッツ・ユア・ネイム
2. ザット・スメル
3. ワン・モア・タイム
4. アイ・ノウ・ア・リトル
5. ユー・ガット・ザット・ライト
6. アイ・ネヴァー・ドリームド
7. ホンキー・トンク・ナイト・タイム・マン
8. エイント・ノー・グッド・ライフ
9. ジョージア・ピーチズ (Bonus Tracks)
10. スウィート・リトル・ミッシー (Bonus Tracks)
11. ユー・ガット・ザット・ライト (オルタネイト・ヴァージョン) (Bonus Tracks)
12. アイ・ネヴァー・ドリームド (オルタネイト・ヴァージョン) (Bonus Tracks)
13. ジャクソンビル・キッド (Bonus Tracks)
1. What's Your Name
2. That Smell
3. One More Time
4. I Know A Little
5. You Got That Right
6. I Never Dreamed
7. Honky Tonk Night Time Man
8. Ain't No Good Life
9. Georgia Peaches
10. Sweet Little Missy
11. You Got That Right (alternate version)
12. I Never Dreamed (alternate version)
13. Jacksonville Kid
さらなる躍進の前に・・・
名盤と言われるファースト、セカンドアルバムに比べて『ナッシン・ファンシ ー』『ギミ・バック・マイ・ブレッツ 』はサウンド的にマンネリ化しているというか、行き詰っていた感がありましたが、このアルバムでは、カントリー、ブルースといったサザンロックのルーツを基本にしながらも、泥臭いだけではないソリッドで洗練されたアレンジにチャレンジしていて、前作までのアルバムよりも洗練された印象が強くなっています。ライバルバンドのイーグルス 、ドゥービー・ブラザース などが、アルバム発表ごとに、どんどん洗練されていき、その進化によってヒット曲も増えていったことに、ライバル心と焦りがあったのかも知れません。サザンロックらしさを捨てる気はなくても、新加入のギタリスト、スティーブ・ゲインズの作曲した曲も多めに収録されているので、バンドにフレッシュなセンスを持ち込んでくれる事を期待されていたのかもしれません。さぁ、次は、どんな進歩を見せてくれるんだろうと期待していたんですが、飛行機事故・・・。本当に残念です。
ドラムの重要性
音楽的な進化を目指す段階でも、ドラマーの役割は、かなり重要です。大げさな言い方をすれば、ドラムがダサければ、すべてダサくなってしまいます。アーティマス・パイルを批判するわけではありませんが。彼のドラミングは粗野で泥臭く、洗練されたプレイとは言えません。このアルバムでは、かなりいいプレイをしていますが、『アイ・ノウ・ア・リトル』『ホンキー・トンク・ナイト・タイム・マン』ではバスドラムは後ノリのまま、スネアが突っ込んでいたりで、、バタバタした感じがします。早くてシャープな曲に付いていけていない、アレンジも曲に合っていない気がします。レーナード・スキナード解散後に結成されたロッシントン・コリンズ・バンド のドラマー、デレク・へスと比べると、どうしても役不足な感じがしてしまいます。私はドラムをやっていたので、評価が厳しすぎるかもしれませんが、ロッシントン・コリンズ・バンド が結成されたときに、アーティマス・パイルだけが外されたのが、他のバンドのメンバーの彼への評価であったと思います。フロントマンであるギター、ベース、ヴォーカルはドラムがダサかったり、ゆるかったりすると、かなりムカツクらしいので、ドラムって、かなり重要なんですよね。んー、じゃあ、あれかなぁー、俺のプレイにも、みんなムカついてたのかな・・・・?。今更ながら、ちょっと心配になりました。
■ ザット・スメル ■
高校生のやっていたバンドで、ギターの奴が、どうしてもこの曲を演奏したいと言い出しました。ドラムのアレンジも好きだったので私は賛成したのですが、曲の後半のギターソロのフレーズのかけ合いが難しく、もう一人のギタリストのテクニックがついていか無かった為、結局、ボツになってしまいました。この曲を聴くと、『じゃ、俺一人で弾く!!!』と一人で二人分のかけ合いを必死に練習していたギターの奴を今でも思い出します。今、遊びでギターを弾くようになって、彼の気持ちが良く分かります。この曲を聴くために、このアルバムを買うギタリストも多いと思います。ギタリストにとっては、本当にたまらなくカッコイイんですよ。ギターソロ名演トップ100という企画があれば、間違いなく上位にランキングされるとおもいます。
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このアルバムを発表した後にレーナード・スキナード のメンバーの乗った飛行機が墜落、リードヴォーカリストのロニー・ヴァン・ザントとギタリストのスティーブ・ゲインズが死亡しました。 このアルバムジャケットで、中央にいるスティーブ・ゲインズが炎に包まれて写っていたので、飛行機事故による死亡を予見した不吉なジャケットとしても知られています。
現在リマスター盤が発売されていますが、以前のCDの音質とは比較にならないほど音質が良くなっていました。ギターの音の輪郭がハッキリし、モコモコした感じのドラムの音も、かなりクリアになっています。また、ボーナストラックが5曲追加されています。どうせなら、いい音で聴きたいという方、ロニーのヴォーカルをもっと聴きたいという方なら、リマスター盤の方がいいと思います。
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