園長のアフリカ動物記
キリン


キリン(マサイキリン)
                                       偶蹄目キリン科 絶滅危惧種
日本(にほん)の動物園(どうぶつえん)ではキリンと言(い)えばアミメキリンだが、アフリカではマサイキリンが大勢(たいせい)を占(し)めている。
ガラスを割(わ)ったようなギザギザした星形(ほしがた)や蔦型(つたがた)の斑紋(ふもん)がある。その斑をクリーム色(いろ)の茶色(ちゃいろ)い帯(おび)で囲(か)まれている。
その斑紋は下肢(かし)まで続(つづ)いている。
角(つの)は雌雄(しゆう)にあり、前角(ぜんかく))は小(ちい)さく、主角(しゅかく)が2本(ほん)で、後角(こうかく)がない。
体(からだ)はアミメキリンより大(おお)きく、オスでは約6mになる。
ケニア中部と南部、タンザニア全土に分布(ぶんぷ)している。
乾燥(かんそう)したサバンナ地帯(ちたい)に小さな群(む)れで生活(せいかつ)している。
マサイキリンはほかのキリンより丈夫(じょうぶ)で個体数(こたいすう)は多い。
しかし、現在(げんざい)でも密猟(みつりょう)や開発(かいはつ)による生息地(せいそくち)の分断(ぶんだん)などにより、生息数が脅威(きょうい)にさらされている。
最近(さいきん)では保護対策(ほごたいさく)などにより緩(ゆる)やかな回復傾向(かいふくけいこう)が見(み)られる。
繁殖(はんしょく)は決(き)まった時期(じき)はなく、一夫多妻(いっぷたさい)で普通(ふつう)は一産一子(いっさんいっし)。
オスのキリンはその繁殖相手(はんしょくあいて)のメスをめぐり争(あら)う。
長(なが)い頸(くび)を打(うち)ち合(あ)わせながらけんかをする。
時(とき)には折(お)れんばかりに激(はげ)しく首(くび)を打ち合う。
一方(いっぽう)、体(からだ)が大(おお)きいだけに動(うご)きがスローモーで、とても優雅(ゆうが)な動(うご)きをする。
いつ果(は)てるともない戦(たたか)いに見(み)ていても飽(あ)きが来(こ)ない。
どちらかが逃(に)げるまで闘(たたか)いは続(つづ)く・・・
キリン

マサイキリン(ひび割れ型)


マサイキリン(蔦型)


闘い1
 

闘い2
 
 
食事中
 
 
 
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