園長のアフリカ動物記
キリン


キリン(アミメキリン)
                                     偶蹄目キリン科   絶滅危惧種 
アミメキリンは日本(にほん)ではよく知(し)られているが、アフリカでは比較的(ひかくてき)限(か)られた地域(ちいき)にしか生息(せいそく)していない。
エチオピア南部(なんぶ)、ケニア北部(ほくぶ)、中央部(ちゅうおうぶ)、ウガンダ東部(とうぶ)などのサバンナや樹木(じゅもく)が疎(まば)らな草原地帯(そうげんちたい)に生息(せいそく)している。
白地(しろじ)に赤褐色(せきかっしょく)の整然(せいぜん)とした網目模様(あみめもよう)が脚(あし)の先(さき)まで続(つづ)く。
それを囲(かこ)む白(しろ)い帯(おび)がくっきりと見(み)える。
角(つの)は雌雄(しゆう)ともあり、おでこの前角(ぜんかく)はよく発達(はったつ)していて、主角(しゅかく)、後角(こうかく)各(かく)2本(ほん)の全部(ぜんぶで)で5本ある。
生息数(せいそくすう)はおよそ16000頭(とう)と推定(すいてい)されており、昔(むかし)に比(くら)べ約半分(やくはんぶん)に減少(げんしょう)している。
しかし、アミメキリンも保全活動(ほごかつどう)が進(すす)められ、ケニア北部では個体数(こたいすう)が増加(ぞうか)している。
ケニアでは北部でしか見ることが出来(でき)ず、ある年(とし)、赤道直下(せきどうちょっか)のサンブル国立公園(こくりつこうえん)に出(で)かけた。
そして、国立公園での初めての動物(どうぶつ)が期待(きたい)のアミメキリン。
アカシアの木(き)を挟(はさ)んで2頭のアミメキリが食事中(しょくじちゅう)。
サンブル2日目にはアミメキリンが苦労(くろう)して水(みず)を飲(の)むところを目撃(もくげき)した。キリンは草食(そうしょく)なので、かなりの期間(きかん)水なしで生活(せいかつ)することが出来(でき)るが、やはり水が必要(ひつよう)。背(せ)が高(たか)いだけに水を飲むのも一苦労(ひとくろう)。そして一番(いちばん)無防備(みぼうび)な姿勢(しせい)となる。
大(おお)きく脚を広(ひろ)げ、周囲(しゅうい)に気(き)を配(くば)り、水を飲む。
けなげな姿(すがた)がいとおしい・・・
キリン

ようこそ・・・


なかよしこよし


食事中
 

おすまし顔
 
 
右向いて、ひだりむいて
 
 
水飲み
 
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