若くて気弱な大統領ウィットモア大統領に、国防総省から、地球に向って宇宙人の空母が接近しているという緊急連絡が入る。一方、ＭＩＴを卒業したエンジニアのデイヴィッドは、その宇宙船から発信される電波が、地球への攻撃のカウントダウンを意味している事を知り、大統領に警告する。空軍パイロットのヒラー大尉らは、ＵＦＯを攻撃する為に出撃するのだが・・・。

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　１９９６年アメリカ作品。監督は、『デイ･アフター･トゥモーロー』『スターゲイト』などのローランド･エメリッヒ、出演は、 『メン･イン･ブラック』『アイ･アム･レジェンド』のウィル･スミス、『あなたが寝てる間に・・・』『ブロークダウン･パレス』のビル･プルマン、『再会の時』『ホーリー･マン』のジェフ･ゴールドブラムなど。地球を侵略しようとする宇宙人と人間の戦いを描いたＳＦアクション作品。

　難しい事を考えなければ、かなり楽しめるＳＦ娯楽作品です。スケールの大きなＳＦ作品を得意とするローランド･エメリッヒ監督の手腕により、リアルで迫力のある映像を楽しめますし、ウィル･スミス、ジェフ･ゴールドブラムなど個性的でコメディ向きの出演者によりユーモアたっぷりのコミカルな映画としても楽しめます。更に主要登場人物の恋愛も描かれていて、色々と楽しめる娯楽超大作に仕上げてあります。個人的には、独善的な人間が右翼的な姿勢で宇宙人と戦うという物語がイヤですし、大体、人間以上に進歩した科学技術を持つ宇宙人と戦って勝負になるはずが無いと考えればマヌケな作品だと思うので、この手の発想をローランド・エメリッヒ監督が担当する必要ないだろうというのが正直な印象でした。しかし、ここまで徹底して娯楽性を追究していれば文句はありません。とにかく楽しめます。リアリティのある近未来ＳＦを求める方には、アホらしい発想の作品ですが、娯楽作品として楽しめば問題ありません。

　

愛があればいい、ジョン･レノンの名言だ

　熱帯雨林を燃やし、有毒廃棄物を垂れ流して、オゾン層を破壊するような人間が増えてしまった地球。結局、愛が失われてしまった為に世の中は悪くなっているのかもしれません。ジョン･レノンが、ビートルズの名曲『愛こそはすべて』で歌っている通り、今私たちに必要なのは互いを思いやる愛なんでしょうね。

知ってるとヘタなウソをつく羽目に

　このセリフは爆笑ですね。真実を知ってしまうと国民に対してウソをつく羽目になる。どこの国でも同じなんでしょうけれど、政治化の皆さんは中々本当の事を教えてくれません。政治家や偉い人たちにとって、よほど都合の悪い真実が多いんでしょう。

 

生ある限り、誠を尽くす事を誓うか？

　ヒラー大尉の結婚式のシーン。もっと早く挙式すれば良かったというヒラー大尉の言葉に、愛情の強さが表れていて感動的です。

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