2003年アメリカ作品。監督は『アルマゲドン』『トランスフォーマー』のマイケル・ベイ
、出演は、『バガー・ヴァンスの伝説』『7つの贈り物』のウィル・スミス、『団塊ボーイズ』のマーティン・ローレンスなど。麻薬捜査官コンビの活躍を描くアクションコメディ作品のシリーズ2作目。
大ヒットした『バッドボーイズ』の続編で、前作以上にアクション、コメディがパワーアップした娯楽作品に仕上がっています。本作では、マイクがマーカスの妹シドと交際するという恋愛的な要素も加わり、そのシドが危険にさらされるというストーリー展開で、緊張感のあるアクションを楽しめる作品になっています。特に、クライマックスシーンでのアクションは、単なる銃撃戦というより戦争シーンのようなスケールの大きさで、体感型のアクションを満喫できます。また、前作ではウィル・スミスとマーティン・ローレンスの二人が、お互いにしゃべり過ぎて互いの良さを殺してしまったような印象もありましたが、今回は二人の個性がバランス良く生かされていて、コメディ作品としての完成度も高くなっています。メインテーマは、コンビの友情の絆ですが、泣けるほど感動的なシーンは無いので、飽くまで娯楽作品として楽しむ作品だと思います。
派手なアクション、軽妙なトークによるギャグなど娯楽作品としては合格点の作品ですが、個人的には、前作でセクシーな魅力を楽しませてくれたティア・レオーニのような存在感のある女優がいなかったのが残念です。マーカスの妹シドを演じる女優に、もうちょっとセクシーな女優を起用していれば、もっと魅力的な作品になったような気がします。
共に生き、共に死のう
この作品の最大のテーマは、友情。真の友情で結ばれている仲間は、生も死も共有しようとするんですよね。マイクとマーカスの友情はもちろん、彼らの力になろうとする仲間たちの友情が感動的です。