1. シヴィル・ウォー
2. 14イヤーズ
3. イエスタデイズ
4. ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア
5. ゲット・イン・ザ・リング
6. ショットガン・ブルース
7. ブレイクダウン
8. プリティ・タイド・アップ
9. ロコモーティヴ
10. ソー・ファイン
11. イストレインジド
12. ユー・クッド・ビー・マイン
13. ドント・クライ(オルタナティヴ・リミックス)
14. マイ・ワールド

1. Civil War
2. 14 Years
3. Yesterdays
4. Knockin' on Heaven's Door
5. Get in the Ring
6. Shotgun Blues
7. Breakdown
8. Pretty Tied Up
9. Locomotive
10. So Fine
11. Estranged
12. You Could Be Mine
13. Don't Cry [Alternate Lyrics]
14. My World

２０世紀、最後の名盤

　２枚同時発売となったユーズ・ユア･イリュージョン�T、�Uの２枚のアルバムは、どっちがいいのか？どっちが好きかは人それぞれですが、発売当時、友人の間で評価が高かったのはユーズ･ユア･イリュージョン�Uでした。ボブ･ディランのカバー曲「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア 」、映画「ターミネーター２」の挿入歌として大ヒットした「ユー・クッド・ビー・マイン 」が収録されていることも魅力的ですが、よりメロディアスで、じっくりと聴ける曲が多いからかもしれません。ユーズ・ユア･イリュージョン�Tは背景色がオレンジで熱気や、怒りにをあらわし、ユーズ・ユア･イリュージョン�Uは背景色がブルーなので、クールな曲を中心にというコンセプトもあるのかもしれません。７０分以上という長い作品ですが、聴き続けていくと、まるでアメリカ大陸をドライブしているような空気、開放感を楽しめて、旅をしているような気分になれる名盤です。

ケネディが殺されたから、俺たちベトナムへは行かなかった・・・

　この『シヴィル・ウォー』の歌詞は衝撃的でした。正直言ってガンズン・ローゼズには、これぞロック！というサウンド的なカッコよさだけで満足していたのですが、ケネディ暗殺事件に対する関心、反体制的な思想が感じられる歌詞を読んだときは、カッコイイだけじゃなく、文学的、哲学的な才能まで持っているのか？と驚きました。レッド･ツェッペリンやクリームなどの流れをくむ正統派のハードロックサウンドに、Ｊ・Ｄ・サリンジャーやテレンス・マリックのような高次元の詩が歌われているのですから、これはロックの最高峰と呼んで間違いないと思います。

■　イストレインジド 　■

　この曲のＰＶも製作されましたが、ＰＶの内容は、人間の社会に疲れてしまった主人公が、イルカとともに生きる為に海へ向かい、結局連れ戻されてしまう、という内容で、リュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』を思い出させます。アクセル・ローズの人間不信を映像化した内容ですが、この曲には、ソウルメイトとも言える仲間たちとの出会いも書かれています。ガンズン・ローゼズの曲の中で、最も優れた曲かもしれません。

今、俺達が知るすべてがあつまってきた、

絶対に見殺しなんかにしたくない

■アナログレコードは、まだ買えます。OTAIRECORDで探しましょう！

　ユーズ･ユア･イリュージョン�Tと�Uは、発売当時のＣＤが最高の音質なので、今のところリマスター盤の発売予定はありませんし、これからリマスター盤が発売されたとしても、それほど音質に変化はないと思います。中古商品なら、かなり安くなっているので、�Tと�U両方買っても、かなり安く購入できると思います。歌詞も楽しむためには、やはり対訳つきの国内盤がいいと思います。

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