新編こどもとり図鑑
キンクロハジロ
ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖し、冬にはユーラシア大陸の南部などに渡って越冬する海ガモ。日本には冬鳥として渡来し、湖沼、河川、湾などに生息する。北海道では一部繁殖している。
オスの頭部は紫色の光沢をした黒色で後頭に垂れ下がる冠羽がある。
体の上面は黒く、脇と腹は白い。翼は黒く、よく帯は白い。
クチバシは青灰色で先端が黒く、その内側には白い帯があり、目は黄色。
メスは全体に黒褐色で後頭部には短い冠羽がある。
クチバシの基部に白い白斑があるものもいる。
和名は金黒羽白と書き、オスの黒白のツートンからと目が黄色い所から名付けられた。
数羽から数十羽の群れで行動し、ホシハジロと同じところで見られることが多い。
潜水時間は14秒〜17秒程度でホシハジロより短いが、深くまで潜る。
採餌は主に昼間行い潜って貝類や甲殻類、水生昆虫など動物質のものを主に採って食べる。
海では主に巻貝や二枚貝を採り水中で飲み込んで食べる。
キンクロハジロは狩猟法により狩猟が許される狩猟鳥に指定されているが、さてお味の方は・・・
キンクロハジロ1

ペアー





三角関係1

三角関係2

メス同士
キンクロハジロ

ユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には大部分が冬鳥として渡来する。
北海道では一部繁殖していて、本州の中部や北部の山地の湖沼では夏も残るものがいる。
全国の湖沼や池、広い川などに渡来し、越冬する。
キンクロハジロ2

オス








キンクロハジロ2

オスの頭部は紫色光沢のある黒色で、後頭には垂れ下がった冠羽がある。
胸から尾にかけて上部は黒く、脇と胸は白い。
クチバシは青灰色で先端が黒く、その内側に白い帯がある。目は黄色である。
キンクロハジロ3

メス






キンクロハジロ3

メスはクルルクルルと鳴くが、オスはあまり鳴かず、繁殖期にフィーと鳴く。
類似種にスズガモがいるが、オスの頭部は緑色光沢のある黒で、冠羽はない。
スズガモのメスはクチバシの基部に白色の斑がある。
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 2.オオハクチョウ 3、コハクチョウ 4.コクチョウ  
5.オオヒシクイ  6.マガン  7.カナダガン 8.シジュウガラガン 9.,ハクガン  10.カリガネ
11.サカツラガン 12.ツクシガモ 13.マガモ 14..コガモ 15.オシドリ 
16.ヨシガモ 17.オカヨシガモ  18.ヒドリガモ 19.オナガガモ 20.ハシビロガモ
21.ホシハジロ 22.オオホシハジロ 23.ホオジロガモ 24.キンクロハジロ 25.
50.タンチョウ 51.マナズル 52.ナベズル 53.カナダズル 54.オオバン 55.バン  
56.クイナ 57.ミヤコドリ  58.オオワシ  59.オジロワシ   60.シロチドリ 61.コチドリ 




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