アメリカ・ウエストコーストを象徴するファッション

　イーグルスと言えばウエストコーストサウンドの代表的なバンドですが、ファンションセンスがいいか？というと、そうでもありません。ジーンズにTシャツ、あるいはネルシャツやウエスタンシャツを合わせるベーシックなスタイルですが、１９７０年代のはじめは、Tシャツやウエスタンシャツをジーンズの外に出して着こなすような習慣は日本でありませんでした。今でこそ、シャツを外に出して着こなすのが当たり前になっていますが、当時は、だらしない！と言われて、親や先生に怒られていた人も多いと思います。イーグルスのメンバーのファッションをそのまま参考にする必要はありませんが、ジーンズをベースにした現代のラフなカジュアルの基本は、暖かいカリフォルニアで音楽活動をしていた彼らのファッションが進化したものなので、ベーシックなデザインのラフな着こなしに、自分なりにアレンジすれば、現代のファッションにも違和感なくフィットするでしょう。ジーンズにTシャツ、ウエスタンシャツというスタイルに、レザーウェアやバンダナを合わせたファッションは、８０年代後半にファッションリーダーとしても人気のあったガンズン･ローゼズのメインのファッションにもなっています。また、このベーシックなスタイルにベストを加えると、シンプルながらアーティストの雰囲気を出す事もできます。再結成コンサートでベースのティモシー･シュミットが白いシャツにベストを合わせていますが、このファッションもミュージシャンの定番ですね。

 

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