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アクロス・ザ・ユニバース
 
Across The Universe

●監督
ジュリー・テイモア

●キャスト
エヴァン・レイチェル・ウッド
ジム・スタージェス
ジョー・アンダーソン
ボノ(U2
サルマ・ハエック
ジョー・コッカー

■ ストーリー ■


 1960年代イギリスの母子家庭で育ったジュードは、自分の実の父親に会う為にアメリカにやってきた。父親に会った直後、偶然知り合ったマックスという学生と仲良くなったジュードは、彼と共にニューヨークでアパート暮らしをはじめ、ミュージシャンのセディなどの仲間と共に楽しく暮らし、マックスの妹のルーシーと付き合い始めるが、ベトナム戦争が激化し、マックスに召集令状が届く。ジュードはアーティストとしての仕事を手に入れて働き始めるが、兄が徴兵されてしまったルーシーは、反体制運動に参加するようになる・・・。

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■ レビュー ■

 

 2007年アメリカ作品。監督は『フリーダ』のジュリー・テイモア、出演は、 『シモーヌ』『ダウン・イン・ザ・バレー』のエヴァン・レイチェル・ウッド、『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェス、『敬愛なるベートーベン』のジョー・アンダーソン、そして、ロックバンドU2のヴォーカリストであるボノ、伝説的なロックヴォーカリストであるジョー・コッカー、『フリーダ』の主演で有名なサルマ・ハエックなどがゲスト出演しています。ビートルズの名曲をBGMに騒乱の1960年代を生きた若者の姿を描いたミュージカル作品。

 これは凄い!。正直なところ、公開前の宣伝のイメージは、ビートルズファンをターゲットにしたミーハーなミュージカル映画という印象が強かった為、特に期待してはいませんでしたが、ビートルズの楽曲の素晴らしさを再認識できるだけでなく、芸術性の高い映像美と感動的なストーリーで、アメリカン・ニューシネマの名作『いちご白書』などのメッセージを継承し、さらに思想や哲学を超えたソウルフルなメッセージを伝えてくれる名作です。1960年代のアメリカが舞台になっているので、ビートルズの曲だけでなく、60年代の文化、芸術、思想に敬意を払った映像が多いですが、ペンキベタ塗りのようなポップアート的な映像処理ではなく、ジュリー・テイモア監督らしい現代的な映像美で、かび臭い雰囲気は無く、幻想的でイマジネーション豊かな映像世界とビートルズの名曲が融合する事で、ビートルズの名曲の本質を伝える事に成功しています。特に『レット・イット・ビー』『ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー』『ヘイ・ジュード』『愛こそはすべて』などの名曲のシーンは、ミュージカル用のBGM、あるいはヒット曲のプロモーションビデオというレベルではなく、名曲の持つメッセージを映像によって、極限まで表現した感動のドラマに仕上がっていて、繰り返し何度も何度も観たくなる重厚な仕上がりになっています。また、主人公が、終始歌って踊るというタイプの作品ではなく、物語の作りこみはしっかりしていて、じっくりとストーリーも楽しめるので、ミュージカル映画が嫌いな方でも楽しめると思います。ビートルズの後期の作品の完成度の高さ、イマジネーションの豊かさ、そして深いメッセージには驚かされますが、曲の持つ魅力を最大限に生かし、60年代の自由、平等、反戦という思想や、宗教や政治思想を超越した価値観までを、感動的なストーリーを通して伝えてくれたジュリー・テイモア監督の才能は、本当に衝撃でした。ビートルズファンの期待を裏切らないように、映画のストーリーとは関係の無いような初期のヒット曲も収録されていて、多少は妥協点も感じますが、ビートルズのファン以外でも楽しめる娯楽作品として、また、メッセージ性の強い感動作としてオススメできる名作で、飽きずに何度でも楽しめる数少ない名作だと思います。

 監督のジュリー・テイモアは、60年代に起きた事を忠実に描いただけでこの作品で政治思想などを主張していないと語っていますが、アメリカ兵が自由の女神をかついで歩くシーンや、マーティン・ルーサー・キング牧師暗殺のニュースが挿入されるなど、戦争反対、非暴力というメッセージは感じられます。ベトナム戦争はすでに過去の出来事で、若い世代の関心を集められるとも思えませんが、政治的思想を排除し切れなかった作品だったせいか、アメリカでの公開当初は、23館の限定公開と、酷い扱いでした。結局、クチコミで評判になり大ヒットしましたが、少しでも反体制的な要素のある作品だと邪険に扱われてしまうアメリカのショウビジネスの態度には、毎度の事ながらガッカリさせられます。そんな悪意にもめげず、若い俳優のフレッシュな感性とジュリー・テイモアの芸術センスが見事に融合し、歴史に残る傑作となった本作では、出演者たちが、私生活でもルームメイトになるほど仲良くなり、その友情の温かみも映像から伝わってきます。ジュリー・テイモア自身もインタビューで語っていますが、有名俳優ではなく、フレッシュな俳優を起用する事によって、決してうまくは無いヴォーカルも、身近で親しみやすい味があり、人間味のある恋愛、友情ドラマとしても楽しめるミュージカルの傑作になりました。映像の芸術性とエンターテイメント性、出演者の魅力、感動的なドラマとメッセージ、そして、ビートルズの楽曲の素晴らしさを堪能できる傑作として、誰にでもオススメできる名作です。個人的には、2000年以降に公開された作品の中では、ベストであり、死ぬまで何度観ても飽きない作品です。

すべて、なすがままに・・・(レット・イット・ビー

 もがいても逃れられない大きな波に巻き込まれてしまったような時、愛する人を失って、神様の思し召しと納得しないと悲しみに耐えられない時、そんな厳しい試練に直面した時には、何よりも慰めになる名曲かもしれません。

制度が悪い? 違うね。それより、自分を解放しなよ(レボリューション

 世の中を変えよう、改善しようという意志や努力は素晴らしいと思いますが、それ以前の問題として、自分自身の考え方を変え、心を解放しなくては、右翼だろうが左翼だろうが結果は同じになってしまうような気がします。まず人間が本質的に変わらなければ、革命を起こしても同じ事の繰り返し・・・。ジョン・レノンは、すべて見抜いていたんだと思います。

俺は彼、君は彼、君は俺、だから皆一緒さ(アイ・アム・ザ・ウォルラス

 60年代のサイケデリック文化を象徴するような個性的な曲ですが、東洋思想や、ニューサイエンティストの価値観を表現したような歌詞は、本当に衝撃的です。ジョン・レンンは、やっぱり普通の人間のレベルでは理解できない仙人のような偉人だったと実感させられます。

何一つ現実じゃない、とらわれる事は何も無い(ストロベリーフィールズ・フォーエヴァー

 この世は幻想で実体は無いという仏教思想を感じさせる歌詞ですが、ベトナム戦争の実写映像と共に編集されていて、この作品の中で最もインパクトのあるシーンになっています。また、名曲『ストロベリーフィールズ・フォーエヴァー』を元に、いちごが、この作品のトレードマークになっていますが、映画『いちご白書』へのオマージュとも考えられます。


 

名シーン

彼女は君を愛してる

 映画のクライマックスシーンで、ジュードが『愛こそはすべて』を歌いはじめるシーンでは涙が止まらなくなります。曲の最後でシー・ラブズ・ユーの歌詞と映像がシンクロするシーンでは、本当に感極まります。DVDに収録されているメイキングシーンでは、監督のジュリー・テイモア自身も、この曲のリハーサルで泣いてしまっているほどですから、私たちが泣けるのも当然かもしれません。

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ジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリン

 この作品の中でロックヴォーカリストのセディという女性が出てきますが、このキャラクターは間違いなくジャニス・ジョプリンのキャラクターからヒントを得ているんだと思います。また、セディのバンドのギタリストは、ジミ・ヘンドリックスをイメージしているようです。二人とも60年代を代表するミュージシャンであり、その存在抜きにして60年代のロックは語れない偉大なアーティストです。

ジョー・コッカー、ジェフ・ベックのカヴァー

 名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド』に収録されている『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』は、ビートルズのバージョンと、ジョー・コッカーによってカヴァーされたバージョンに2つが収録されています。また、『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』は、近年、ジェフ・ベックがカヴァーしたようなインストルメンタルバージョンで使用されていて、ビートルズのオリジナルアレンジだけでなく、他のアーティストによる名カヴァーのバージョンも取り入れられていて、ロックファンには嬉しい驚きだと思います。

名作『いちご白書』と『ウッドストック

 警官隊ともみあいになり、ジュードとルーシーが引き離されてしまうシーンは、アメリカン・ニューシネマの傑作『いちご白書』のエンディングにそっくりで、『いちご白書』への敬意が表れています。また、セディが『ヘルター・スケルター』を熱唱するシーンは、『ウッドストック・愛と平和の3日間』で使われていた左右対称の映像処理と同じで、こちらも伝説的なロックコンサートのドキュメンタリー映画へのオマージュと考えて間違いないでしょう。エンディングでの演奏シーンでは、ビートルズ主演の映画『レット・イット・ビー』の屋上での演奏シーンも取り入れられています。

映画の魅力を音楽でも!

 この作品で使われている曲は、ビートルズのベストヒット集といった感じの選曲ですが、サウンドトラックアルバムも発売されています。選曲やアレンジの好みは人それぞれなので、やはりオリジナルで聴きたいという方はビートルズのオリジナルアルバムを購入した方がいいと思いますが、個人的には、このサウンドトラックアルバムの音源も魅力的です。サントラは2種類発売されていて、1枚だけで主要曲16曲を収録したものと、2枚組みで29曲収録されているものがあります。価格はほとんど変わらないので、2枚組みのほうがお買い得だと思います。この作品の中で使用されているビートルズの曲とオリジナル曲が収録されているアルバムは以下の通りです。

●ガール(ラバー・ソール

●ヘルター・スケルター(ザ・ビートルズ

●ホールド・ミー・タイト(ウイズ・ザ・ビートルズ

●オール・マイ・ラビング(ウイズ・ザ・ビートルズ

●抱きしめたい(パスト・マスターズVOL1

●ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)

●イット・ウォント・ビー・ロング(ウイズ・ザ・ビートルズ

●夢の人(ヘルプ!

●レット・イット・ビー(レット・イット・ビー

●カム・トゥゲザー (アビー・ロード

●ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード(ザ・ビートルズ

●恋におちたら(ハード・デイズ・ナイト

●アイ・ウォント・ユー(アビー・ロード

●ディア・プルーデンス(ザ・ビートルズ

●フライング(マジカル・ミステリー・ツアー

●ブルー・ジェイ・ウェイ(マジカル・ミステリー・ツアー

●アイ・アム・ザ・ウォルラス(マジカル・ミステリー・ツアー

●ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

●ビコーズ(アビー・ロード

●サムシング(アビー・ロード

●オー・ダーリン(アビー・ロード

●ストロベリーフィールズ・フォーエバー(マジカル・ミステリー・ツアー

●レボリューション(ザ・ビートルズ

●ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(ザ・ビートルズ

●アクロス・ザ・ユニバース(レット・イット・ビー

●ヘルター・スケルター(ザ・ビートルズ

●ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン(ザ・ビートルズ

●ア・デイ・イン・ザ・ライフ(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

●ブラック・バード(ザ・ビートルズ

●ヘイ・ジュード(パスト・マスターズVOL2

●ドント・レット・ミー・ダウン(レット・イット・ビー

●愛こそはすべて(マジカル・ミステリー・ツアー

●ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイアモンド(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

 



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