名優であり、レーサー、実業家、そして政治運動家
1925年生まれ、2008年没、オハイオ州出身。大学に在学中はフットボール部に所属しスポーツマンタイプだったようですが、1952年にジェームズ・ディーン、マーロン・ブランドなどと共にアクターズ・スタジオに入学し役者を目指します。ジェイムス・ディーン、マーロン・ブランドは、デビュー直後に役者として成功しますが、ポール・ニューマンの役者としての成功は、二人のライバルより遅れますが、『傷だらけの栄光』『ハスラー』で高い評価を得て、トップスターの仲間入りを果たします。そして、『明日に向かって撃て』『スティング』などの名作の出演によって、ハリウッドでも別格のスターに登りつめます。高齢になってからも『ハスラー2』『ロード・トゥ・パーディション
』などの名演で、役者としての存在感をアピールしました。映画の撮影がきっかけで興味を持ったレースの世界に40代で参入し、ル・マン24時間レースに出場するなどレーサーとしても成功しました。また、食品会社の経営に成功し実業家としても成功を収めました。政治に関する活動も積極的で、公民権運動、反戦運動を支持する運動と過激な発言はをし、ニクソン政権下では、ブラックリストに名前が載るほどでした。さらに、近年では、ブッシュ政権を公然と非難するなど、自他共に認める左翼思想の持ち主としても知られていました。
青い瞳に、育ちの良さを感じさせるハンサムな顔立ち、愛妻家であり政治的な姿勢にも妥協を許さない、まさに男の中の男という俳優さんでした。個人的には役者としての魅力以上に、人間性に魅力を感じていました。40代でレースに挑戦するなどのチャレンジ精神、国民を苦しめる悪政に対しての活発な行動、事業で成功した財産を慈善活動などに寄付して社会に還元する姿勢などは、人間として、男としての理想の姿でした。2008に他界してしまいましたが、彼の出演した名作の数々を鑑賞するたびに、彼の男としての行き方を思い出します。
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