重厚な存在感と知性
1930年生まれ、スコットランド出身。1962年、007シリーズの1作目『007ドクター・ノウ』の主人公ジェームズ・ボンド役で有名になり、007シリーズに7作品出演しますが、役者としての007イメージが定着してしまうことを嫌って、007シリーズの出演を拒否、その後、様々な役に挑戦し、ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』の演技が絶賛され、アカデミー助演男優賞を受賞。この作品以降は、話題作に次々に出演し、2006年アメリカ映画協会(AFI)の生涯功労賞を受賞して、俳優を引退しました。
往年の映画ファンの方にとっては、『007ロシアより愛をこめて』などの印象も強いと思いますが、プレイボーイ風のキャラクターから脱却し、人間的な深みが増してからの出演作品の方が、ショーン・コネリーの持ち味が生かされているような気がします。『アンタッチャブル』での名演は、もはや伝説になっていますが、男としてタフなイメージだけでなく、深い知性を感じさせる役も演じきれるキャラクターは、唯一無二の存在感があります。役者としての才能だけでなく、アマゾンの環境破壊などの問題を取り上げた『ザ・スタンド』を主演、製作、J・D・サリンジャーのような作家の感性を映画化した『小説家を見つけたら』に出演、製作をするなど、本物の知性を持つ希有な俳優だと思います。引退してしまったようですが、社会問題などをテーマにした製作などで活躍して欲しいものです。
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