誰からも愛されるキャラクター
1952年生まれ、アメリカ、イリノイ州出身。1980年『ポパイ』で映画デビュー、デビュー当初はコメディ系のキャラクターを演じる事が多く、『ハドソン河のモスコー』『グッドモーニング・ベトナム』などでは、彼の個性が充分に生かされた演技で、注目されました。しかし、その後はコミカルなキャラクターだけではなく、シリアスな役でも名演が多く、『グッド・ウィル・ハンティング』では、アカデミー賞助演男優賞を獲得しました。
正直な所、私は、ロビン・ウィリアムズのコメディセンスが苦手で、キャラクター的にも好きではありません。ですが、『ハドソン河のモスコー』『グッドモーニング・ベトナム』『グッド・ウィル・ハンティング』『奇蹟の輝き
』など、私が大好きな作品には、必ずと言っていいほど出演していて、演技力、存在感には特別なものを感じます。昔、映画館に『グッドモーニング・ベトナム』を観に行った時、『男はつらいよ』で有名な山田洋次監督を見かけました。『男はつらいよ』シリーズでの渥美清さんのキャラクターは、とにかく強烈でしたが、映画監督として、ロビン・ウィリアムズの存在感を観察するために観に来ていたのかもしれません。一般のファンの方にとっては、好感度の高い憎めないキャラクターですが、映画監督にとっては、作品のイメージを決めてしまうほど、キャラクターの価値が高い俳優さんなのかもしれません。
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