レバノンのベイルート生まれ。何となく国籍不明な顔立ちですが、カナダ、アメリカ、イギリスの三重国籍を持っています。トロント育ちで、アイスホッケーファンのファンであるせいか、彼自身は、カナダ人自覚しているそうです。
1992年にフランシス・F・コッポラ監督の『ドラキュラ』、1993年にはベルナルド・ベルトリッチ監督の『リトル・ブッダ』に出演、巨匠と言われる監督の作品に出演し、期待の若手俳優でしたが、この2作品は、商業的な成功にはいたらず、演技を評価される事もありませんでした。大ヒットとなった『スピード』に主演したことで、スターになりますが、尊敬するアル・パチーノとの共演作『ディアボロス悪魔の扉』への出演を優先し、『スピード2』の出演を断るなど、名声や富に固執しない我が道を行くタイプのようです。『マトリックス』の主演で絶対的な人気を得ますが、その後も、大作品にこだわらず、様々な役を演じています。
ベルナルド・ベルトリッチ監督作品『リトル・ブッダ』でブッダを演じているあたりから、何か特別な存在感を感じるので、キアヌ・リーブスの出演作と言うと、どうしても興味がわいてきます。女性ファンが多いのも分かるのですが、どちらかというとプレイボーイタイプとは違うと思います。マトリックスの撮影終了後、スタッフに高級バイクであるハーレーをプレゼントした、なんていうエピソードもあり、男からも一目置かれる真の男という感じでしょうか、我が道を行くライフスタイルにも共感が持てます。