最も偉大な日本人の一人
日本の東京出身、1910年生まれ1998年没。1943年『姿三四郎』で監督デビュー。1950年の『羅生門』は、翌年ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞、1952年作品『生きる』は、ベルリン国際映画祭上院特別賞を受賞。そして、後に世界の映画界に大きな影響を与える名作『七人の侍』は、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど世界的な注目を浴びるようになり、日本人の映画監督としては、最も有名で尊敬される映画監督になりました。
西部劇映画として大ヒットした『荒野の七人』をはじめ、黒澤明監督の作品は、世界中に大きな影響を与え、ジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグをはじめ、黒澤明監督の影響を受けた名匠も多く、現在の映画界に与えた影響は計り知れません。ハリウッド映画の監督としてのオファーもあったようですが、黒澤監督の撮影方法とハリウッドの撮影方法の違いなどで対立し、結局ハリウッド映画で黒澤監督作品が製作されることはありませんでした。ハリウッドの潤沢な資金と黒澤監督のセンスが生かされた映画ができれば凄い作品になったのは間違いないと思うので、残念でなりません。
黒澤映画の凄いところは、娯楽作品として楽しめるというだけでなく、自ら脚本を書き、ドストエフスキーの原作をテーマにするなど、深い哲学感が反映されているところだと思います。アメリカのアカデミー賞と違ってヨーロッパの映画祭では、哲学的なテーマがしっかりとした作品が好まれ、深いテーマが根底にある作品がグランプリを受賞する事が多いですが、そんな通好みの映画祭で受賞する事からも、黒澤映画のテーマが、世界に通用する事を証明していると思います。モノクロ作品が多いので、若い方には抵抗があるかもしれませんが、とりあえず『七人の侍』だけでも観て欲しいです。この作品だけでも黒澤明監督の凄さが実感できると思います。
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