男の世界を描く個性派
1942年生まれ、アメリカ、カリフォルニア州出身。1972年に脚本家として映画界に入り、1975年、チャールズ・ブロンソン主演の『ストリート・ファイター』で監督としてデビュー。大ヒットした『48時間』シリーズ、『ストリート・オブ・ファイアー』など、荒っぽい男の世界を描くのが得意な監督です。
やはり一番有名なのは『48時間』だと思いますが、チンピラ、犯罪者、タフな男など、極めて男性的な世界を描くのが得意で、カリフォルニア出身の影響なのか、西部劇に影響を受けたような誇りっぽいシーンの多い作品の多い監督さんです。男性的と言えば、マイケル・マン監督なども男の美学を追求するタイプですが、ウォールター・ヒル監督の場合は、男の美学というよりは、男の根源的な暴力性や、だらしなさなどをリアルに描くタイプです。あきれてしまうほど、チンピラのような男の習性を把握していて、良くも悪くも男を描くのが抜群にうまい監督さんだと思います。また、『クロスロード』や『ストリート・オブ・ファイアー』など音楽系の作品を作るのもうまく、ロック、ブルースなどの使い方のセンスもいいので、かなりのロックファンなのかもしれません。しかし、『男ってのは、こういう生き物なんだからしょうがねぇよ!』、と開き直るような表現も多く、男性には支持されますが、女性には分りずらい男性独特の感性を描くので、女性ファンは少ないかもしれません。
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