1930年、アメリカ、ニューヨーク生まれ。監督、脚本家、俳優として活躍し、テレビ番組の構成なども手がけています。代表作は『ハリーとトント』『結婚しない女』などで、監督する作品では自ら脚本を手がける事が多く、黒澤明監督、テレンス・マリック監督などと同じで、自分のポリシーを作品に反映させるタイプの監督さんだと思います。アメリカン・ニュー・シネマの時代に代表作が集中していますが、アメリカン・ニュー・シネマの作品とは違って、主人公が前向きな生きていこうとするエンディングの作品が多く、アメリカン・ニュー・シネマのような絶望的なリアリティだけを追及する作風とは一味違う傑作が多いのが、魅力です。現在は俳優としても活躍しているようです。
現在日本でも問題になっている高齢化社会を題材にした『ハリーとトント』、女性の自立を描いた『結婚しない女』、芸術家の集う街を舞台に青春群像を描いた『グリニッチビレッジの青春』、そして多民族国家アメリカの民族問題をテーマにした『ハドソン河のモスコー』など、映画のテーマが先進的で興味深く、人間味溢れるストーリーも魅力です。残念ながらポール・マザースキー監督の名作のほとんどが、日本ではDVD化されていないので、ビデオで探す以外には鑑賞する方法がありません。ドナルド・サザーランドと共演した『ハッピー・フューネラル』など、最近は俳優として活躍しているようですが、私も含めて、また名作を撮って欲しいと願うファンも多いのではないでしょうか。
DVDで発売決定!
2009年、ポール・マザースキー監督の代表作『グリニッチビレッジの青春』『ハリーとトント』『結婚しない女』の3作品のDVDが発売されることになりました。
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Paul Mazursky