1937年生まれ、イギリス出身の映画監督。『エイリアン』の監督として一躍有名になり、『ブレード・ランナー』『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』などが代表作なので、派手な作品を撮る監督というイメージがありますが、『誰かに見られている』『プロヴァンスの贈りもの』など、アクション映画以外でも、上質な作品を作れるマルチな才能を持つ監督です。
美術大学でグラフィックデザインや絵画を学んでいるので、独特の絵画的なセンスがあり、彼の作品には、そのセンスが生かされた芸術的なカットが多いのが印象に残ります。松田勇作が出演した『ブラック・レイン』の撮影では、自らカメラを回し、撮影を担当していたヤン・デ・ボンと険悪な関係になったというエピソードも残っているので、撮影に関しては、かなりのこだわりがあるようです。個人的には、私もヤン・デ・ボンの撮る映像が大嫌いなので、リドリー・スコット監督の苛立ちも理解できるような気がします。テレンス・マリック監督や、黒澤明監督のように自分の哲学を反映できない作品は撮らない!というタイプではなく、映画監督を職業として割り切っているようですが、様々なジャンルで良質な作品を仕上げてくれる監督としては、最も期待できる名匠の一人だと思います。
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