栃木歴史散歩

今宮神社１

御冷泉天皇の康平３年（1060）に勝山城主・氏家公頼の肝いりによって創建された神社。
始祖である宇都宮宗円がかつて戦勝祈願した勝山城の地に築いた後、
素盞鳴尊を主祭神として己が産土神豊城入彦命を祀り、万民の幸福を願って神社を創建した。

今宮神社２

西安2年（1200）に勝山城主・氏家公宗によって、氏家二十四郷の総鎮守としてこの地に遷宮した。
境内には本殿、楼門など多くの市の文化財が残る。
御神木のイチョウの木は樹齢600年とも言われ、県の名木百選になっている。
栃木県では唯一の十二支を祀る神社。

妙福寺

正法山彰久院妙福寺という日蓮宗のお寺。
江戸時代の天保2年（1831）、糟谷五郎衛門が法華経を深く信仰し、
屋敷内に宗祖・日蓮聖人を祀る「祖師堂」を建立し、法華経信仰の道場としたのが始まり。
明治期には「おそっさん（お祖師様）」として信仰され、人々の信仰を集めた。

山門

六地蔵

石仏

弥勒堂

鍾堂

大銀杏

西導寺１

塩谷山養徳院西導寺という浄土宗のお寺。
建久2年（1191）氏家氏の始祖家・公頼が建立したといわれる古刹で、
氏家氏の菩提寺となっている。

西導寺２

本堂は天明4年（1784）に建てられたもので江戸後期の様式を伝えている。
境内には大型の三基の五輪塔が残る。
鎌倉時代の五輪塔で文化財になっている。

光明寺

霊水山普門院光明寺という真言宗智山派のお寺。
城主・芳賀氏が城の近くに応永4年（1427）に創建したと伝えられている。
慶長2年（1597）、宇都宮氏の改易に伴って現在地に移転した。
身の丈３ｍの青銅製の不動明王像は県の文化財になっている。

薬王寺

八幡山一乗院薬王寺という真言宗智山派のお寺。
室町時代初期の応永31年（1424）に開創された。
本尊は金剛界大日如来。

櫻野八幡宮１

室町時代中期に八幡川沿いの字松原に創建。
寛永年間（1622～44）に現在地に遷座。
櫻野村の鎭守として祀られた。

櫻野八幡宮２

本殿は総けやき白木づくりで、彫刻が素晴らしい。
文政元年（1818）宇都宮の高田中衛門羅宮大工によって建立された。
秋の例大祭にはお囃子、太々神楽、相撲等が奉納される。

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