ジミー・ペイジの代名詞と言えば、やはりギブソン社のレスポールですが、レッド・ツェッペリン結成間もない頃のライブ映像を観ると、フェンダー社のテレキャスターを使用していますし、レッド・ツェッペリン解散後の初のライブ映像、アームズ・コンサートでもテレキャスターを使用しています。レッド・ツェッペリンのライブでは基本的に楽器の構成がギター、ベース、ドラムと最低限の構成で、ジョン・ポール・ジョーンズがキーボードを演奏しているときは、やや音が厚くなりますが、それ以外ではバンドのサウンドが薄くなってしまいます。音の厚みやパワーを考慮して、レス・ポールを使用していたという要素もあるかもしれません。「貴女を愛し続けて」をプレイするときにも、テレキャスターに近いヒステリックな音作りで演奏していますし、実はテレキャスターの切りつけられるような鋭いサウンドが一番好きなのかもしれません。
「天国への階段」でのみ使用されるギブソン社のSGダブルネックギターは、SG独特の中高音の響きの良さと12弦ギターの音の厚みで、他のギターでは絶対に出ない美しい響きを聞かせてくれます。元々はオーダーメイドで作られたとされていますが、最近では、ジミー・ペイジ・モデルとして日本でも50万円前後で販売されています。「死にかけて」「カシミール」のみで使用されるダンエレクトロのギターは、ハッキリ言ってかなり軽い音で、他の楽曲で使用するわけにはいかないと思います。アコースティックギターの低音の倍音を無くしたような高音のみがシャリシャリと目立つ個性的な音を出します。このギターはサウンド同様チープな値段で、4万円ほどで入手する事が可能です。
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後期のアルバム「プレゼンス」「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」ではフェンダー社のストラトキャスターを使用している曲もあります。レッド・ツェッペリンの2枚組みDVDの2枚目に収録されているネブワースフェスティバルの映像で「イン・ジ・イブニング」の演奏で使用しているブルーメタリックのストラトキャスターをレコーディングでも使用しているのではないかと思います。このストラトキャスターのカラーは正式には「レイクプラシッド・ブルー」というカラーでフェンダーUSA、フェンダージャパンからも発売されているようです。
ブルーのストラトキャスターを探す
ジミー・ペイジの所有しているオールド・レス・ポールは、ほとんど改造されているようです。ですから当然ジミー・ペイジと全く同じギターを入手するという事はムリですし、ジミー・ペイジのギターに近いオールドギターを探す事すら困難だと思います。まして買おうとしたら、家が建てられるほどの値段になっているかもしれません。近年ギブソン社から発売されているジミー・ペイジモデルのレスポールは国内では完売状態で、簡単には手に入らないと思います。
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