ジミー・ペイジのインタビューによると、かなりの女好きで、女性を口説くときは呆れるほど饒舌だったそうですが、実はマイホーム主義で、DVDで発売されている「永遠の詩」の映像でも家族を大切にしている様子を見ることができます。ジョン・ボーナムの旧友で、レッド・ツェッペリンに参加する前から親交があり、二人とも、一目置かれる不良だったようです。ボンゾとは仲が良かった分、カンカになることも多く、ステージ前にボンゾに殴られて、コンサートに出ないとダダをこねたこともあるそうです。都会派のジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズとは、対照的にロバート・プラントとジョン・ボーナムは、いわゆる田舎ものタイプで暖かいキャラクターを感じさせます。「永遠の詩」のDVDではロバート・プラントが観客に向かって話しかけるシーンがほとんどありませんが、海賊盤などで聴くと、サービス精神たっぷりに観客に話しかけています。私もロバート・プラントのソロ・コンサートを観たことがあるのですが、終始観客に気を使い、時に観客の声に耳を傾け対応してくれました。とても楽しいコンサートだったのを覚えています。
レッド・ツェッペリン解散後、最も精力的に音楽活動を続けていたのはロバート・プラントでした。元レッド・ツェッペリンというプレッシャーは相当ツライものがあったと思いますが、傑作アルバムをどんどん発表し、レッド・ツェッペリンのナンバーを演奏しなくても十分ファンを満足させられる楽曲を世に送り出しています。レッド・ツェッペリン解散後しばらくは、レッド・ツェッペリンの曲を一切演奏せずにロバート・プラント自身のオリジナルを中心にライブ活動を行っていましたが、レッド・ツェッペリンの曲は演奏しないというこだわりを捨て、いい意味で開き直ってからは、レッド・ツェッペリンのファンも満足させるアルバムを次々に発表し、ファンを喜ばせてくれました。
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