新編こどもとり図鑑
タゲリ
ハト大の大型のチドリの仲間で、雌雄同色。
頭上は黒くて、後頭に長い冠羽があり、後頭から体の上面は黒く緑色の美しい金属光沢がある。
腰は白くて、尾は黒い。
顔から下面は白く、顔には歌舞伎の隈取のような線模様があり、胸には黒帯がある。
夏羽では喉が黒く、足と下尾頭筒は橙褐色、クチバシは黒い。
飛ぶと体の翼の下面の白と黒のコントラストが明瞭である。
ミューという子猫に似た声で鳴く。
ヨーロッパ、中央アジア、シベリア、中国東北部で夏に見られ、冬には地中海、インド、中国東部に渡る。
日本では主に冬鳥として飛来して、水田や湿地など開けた環境を好み、群れで生活する。
わずかであるが北陸や関東北部で繁殖いている。
幅の広い翼をふわふわと羽ばたいて飛び、群れで飛ぶ時も整然とした列は組まない。
人を近づけず、そばに行くと、一斉に飛び立つ。地上で餌をとり小動物やミミズなどを探して捕食する。
タゲリは見た目や色彩など独特なので、野鳥観察に不慣れな人でも見分けることができる。
タゲリの名前の由来はケリという別の鳥がいて、田にいるケリということで名が付いたといわれている。
タゲリは近年、世界的に個体数が減少していて、日本では準絶滅危惧種に指定されている。
タゲリ1








タゲリ

雌雄同色で、頭部に長い黒色の冠羽がある。
顔から下は白色で、顔には歌舞伎の隈取のような黒い線が何本かある。
胸には黒い帯があり、背面は黒色に金属光沢の緑色が美しい。
腰は白く、翼の基部の白色部が目立つ。
タゲリ2





タゲリ2

日本には冬鳥として渡来し、水田や湿地の開けたところを好む。
数羽から数十羽の群れで生活している。
人を近づけず、近づくと一斉に飛び立つ。
飛ぶと翼の白と黒のコントラストが目立つ。
新編子ども鳥図鑑
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 2.オオハクチョウ 3、コハクチョウ 4.コクチョウ  
5.オオヒシクイ  6.マガン  7.カナダガン 8.シジュウガラガン 9.,ハクガン  10.カリガネ
11.サカツラガン 12.ツクシガモ 13.マガモ 14..コガモ  15.カルガモ.  16.オシドリ  
17.ヨシガモ  18.オカヨシガモ  19.ヒドリガモ 20.オナガガモ  21.ハシビロガモ        
22.ホシハジロ 23.オオホシハジロ 24.ホオジロガモ 25.キンクロハジロ 26.スズガモ
27.シノリガモ 28.コオリガモ 29.クロガモ 30.ミコアイサ 31.ウミアイサ 32.カワアイサ
33.セグロカモメ 34.ウミネコ 35.オオセグロカモメ 36.シロカモメ 37.ユリカモメ   
38.ミユビカモメ 39.コアジサシ 40.コサギ 41.チュウサギ 42.アマサギ 43.ダイサギ
44.クロサギ 45.アオサギ 46.ゴイサギ  47.ヨシゴイ  48.ズグロミゾゴイ 49.ヘラサギ  
50.タンチョウ 51.マナズル 52.ナベズル 53.カナダズル 54.オオバン 55.バン  
56.クイナ 57.ミヤコドリ  58.オオワシ  59.オジロワシ   60.シロチドリ 61.コチドリ 
62.ムナグロ 63.ダイゼン 64.タゲリ




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