雌雄同色でスズメ大の大きさで、シギチドリの中では最も小さいシギ。 夏羽では頭から首にかけては赤褐色。 背から体の上面は赤褐色で黒い軸斑と白い羽縁がある。 下面は胸から腹は白い。 飛翔時には翼に細い白帯が出る。 比較的太いクチバシと足は黒い。 冬羽では上面が灰褐色で黒い羽軸があり、下面は白くて、胸側には不明瞭な褐色斑がある。 幼鳥は冬羽に似ているが、肩羽の軸斑は黒くて、羽縁は白い。 シベリア北東部とアラスカの一部で繁殖し、東南アジアやオーストラリアで越冬する。 数十羽から数百羽の群れで生活していて個体数は非常に多い。 短いクチバシで干潟などの泥の中から小型の甲殻類やゴカイ、昆虫などを食べている。 採食中はクチバシを地面につけたまま活発に餌を探しながら歩く。 名前の由来は江戸時代にはすでに「当年子」という漢字が当てられ、「その年生れた子」という意味で「とうねご」と呼ばれていた。 成鳥でも当年に生れたように小型であることから今でも「トウネン」と呼ばれている。 |
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トウネン | |||||||||||
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トウネン 雌雄同色で、スズメ大の小さなシギ。 日本には春秋通過する旅鳥として渡来。 数十羽から数百羽の群れで生活している。 小さなシギのため当年生まれのシギということで名が付いた。 |
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新編子ども鳥図鑑 | |||||||||||
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