真っ直ぐに伸びた長いクチバシを持ったジシギの仲間。 頭部の黄白色の頭(とう)央(おう)線(せん)、眉(まゆ)線(せん)、目の下の線と黒色の頭側(とうそく)腺(せん)、過(か)眼(がん)腺(せん)、頬の線が目立つ。 雌雄同色で、背と肩羽は褐色の地に黒い斑紋があり、黄白色の羽縁は連なって線に見える。 地味な色合いをしていて敵に見つからないようにカモフラージュになっている。 飛び立つ時にジェッという声を出す。 ユーラシア、北アメリカの北部で繁殖し、アフリカから東南アジア、北アメリカ南部に渡り越冬する。 日本には冬鳥または旅鳥として全国的に水田や蓮田、湿地などに渡来する。 日中は草かげや稲の切り株のかげにじっとしていて、夕方から活動する。 安全な場所では日中も活動し、長いクチバシを土中に入れ上下に動かいて餌をとる。 動物食が主で昆虫や甲殻類(こうかくるい)、植物の種子などを食べる。県内では霞ケ浦や北浦などの湿地や水田にほとんど生息している。 稲刈りを終えた苅田では体がすじの入った褐色なので目立たない。 近づくと足元から鳴いて飛び出し、こちらもびっくり。 旅鳥として通過するものと冬も残っているものがいる。 日本では狩猟(しゅりょう)鳥(ちょう)に指定されていて、フランス料理では食材にもなっている。 |
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チュウシャクシギ | |||||||||||
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タシギ 雌雄同色で頭央線は黄白色で、頭側線、過眼線、頬線は黒褐色。 背面は茶褐色に黒褐色の斑と白色の線が入る。 秋冬の田んぼでは保護色になっていて、あぜ道を歩いていると、 足元からジェッと鳴いて飛び立ち、驚かされる。 |
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新編子ども鳥図鑑 | |||||||||||
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