スラリとしたスタイルに赤い足が特徴の中型のシギ。 夏羽では全体がすすけた黒色で目のふちは白く、背と翼に白斑が散在する。 飛翔時には背の中央と腰が白く見える。 クチバシは黒くて細く基部は赤い。 足は暗赤色であるがほとんど黒く見えるものがいる。 冬羽では頭上は灰色で上面は灰褐色、下面は白く、白い眉班が目立つ。 チュイッなどと鳴く。 ユーラシア大陸北部で繁殖し、アフリカから東南アジアなどに渡り越冬する。 日本には旅鳥として春秋の渡りの時期に多数干潟、水田、蓮田などに渡来する。 本州以南では一部越冬するものもいる。 春には多く、秋には少ない。 春は早くも2月に渡来する。田植ごろの水田に、秋は蓮田などに群れでも見られるほか、県内では霞ケ浦、北浦などの湿地にも来ることがある。 3月下旬から5月にかけては全身黒っぽい夏羽のものが多く、秋には冬羽のものが多い。 ツルシギの名前の由来がよくはわからないが、一説によると「赤い足と長いクチバシがツルを連想させるから」という。 みなさん如何でしょうか? |
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ツルシギ | |||||||||
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ツルシギ 雌雄同色で夏羽は全身黒く、背に細かい白斑がある。 目の周りが白く、飛んだ時に腰と背中が白く見える。 クチバシはまっすぐで、細長く黒色で、下クチバシの基部が赤い。 足は長く暗赤色だが、ほとんど黒く見える。 |
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新編子ども鳥図鑑 | |||||||||
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