翼と尾が長い大型のタカの仲間であるが、体重は軽い。 日本のワシタカ類で凹尾なのはトビだけであるが、広げると三角形になる。 体は黒褐色で淡色の羽縁があり、特に若鳥では明瞭である。クチバシも足も黒っぽく青灰色。 目は褐色で目の後ろには黒っぽい斑がある。 飛翔中は上から見ると雨覆が風切より淡く見え、下からは初列風切基部に白斑が見えて目立つ。 両翼を水平に保って帆翔し、時々ゆっくりと羽ばたきを交えて軽々と円を描くように飛ぶ。 日本では九州以北の地域に留鳥として生息し、繁殖する。 県内各地で見られるが、主に山地や海岸、丘陵地の池のあるところに多く見かける。 3月ごろから高い杉やモミ、松など木の上に枯れ枝を汲んで巣をつくる。 秋冬には群れを作り生活し、夜は大きな林に集合してねぐらにつく。このころはと殺場や養鶏場など死肉が散乱する場所や養魚場などに現れ、主に屍肉を食べるが、生きた魚、ネズミ、ヘビ、カエルなども捕食することもある。 飛びながらピーヒョロロと高い声で鳴く。 |
|||||||||
トビ | |||||||||
|
|||||||||
トビ 全体に黒褐色で翼も尾も長い大型のタカ。凹尾を持つタカは本種のみ。 飛翔中の翼下面には初列風切の基部に白い斑があり目立つ。 目は褐色で目の後ろには黒っぽい斑がある。 クチバシは黒く基部は青灰色で、足も青灰色。 |
|||||||||
新編子ども鳥図鑑 | |||||||||
根室バードウォチング | |||||||||
ご意見ご感想はこちらまで |