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幅の広い短い翼と長い尾を持ち、オスはハシボソガラス大の大きさで、メスの方がさらに大きい。
上面は頭上から尾は暗青灰色で、尾には4本の黒帯がある。
目の周りには太くて黒い模様がある。
目は黄色からオレンジで白い眉斑がある。
飛翔中は翼の下面は白くて、黒い横斑がある。キッキッと鳴く。
本州と北海道の山林で繁殖し、秋冬には全国の平地から山地の林にすむ留鳥。農耕地や市街地にも出現する。
早い羽ばたきと短い帆翔を交互に繰り返して飛ぶが、帆翔を続けて上空を飛ぶこともある。帆翔時には両翼は水平になる。
食性は主に鳥類を好んで狩るが、中でも一番好んで食べるのは中型のハト類である。
近年ではカラス類を食べることも多くなり、カラスの天敵になっている。
このほかリスなどの小型哺乳類も食べる。
日本でタカと言えばこのオオタカを指すことが多く、昔から「鷹狩り」に使われてきた。
食物連鎖の頂点にいる鳥なのだが、日本の自然が減ったことで数を減らして来た。
近年では生息数も徐々に増えてきてはいるものの準絶滅危惧種に指定されている。 |