日本の国鳥で、体色も美しく、尾も長い。 国鳥でありながら狩猟鳥にも指定されている。 オスは頭部、首、胸、腹が緑色光沢のある黒色で、背は光沢のある黒緑色。 顔は赤い皮膚が裸出しており、繁殖期にはこの部分が肥大する。 雨覆は褐色で、それぞれ黄色や黒の羽縁があり、腰は青緑灰色。 尾は灰褐色で黒の横斑ガある。 風切は灰褐色で黒い横斑があり、雨覆は青灰色。 メスはオスより少し小さく、尾も短い。 全体に黄褐色の地に黒褐色の斑紋がある。 ヨーロッパからアジアに広く分布し、日本には本州以南に生息する日本独自のキジである。 平地から山地の草原や農耕地、林縁、粗林などに留鳥としてすむ。 地上で草の種子や芽、昆虫などをとり、危険を感じると走って近くの藪に隠れる。 さらに人や犬が近づけば羽ばたいて飛び立ち、ある高度に達すると滑翔して遠ざかる。 繁殖期のオスはケーンケーンとけたたましく鳴くことがある。 繁殖は一夫多妻の鳥で、一羽のオスが二羽以上のメスを連れている。 草むらの地上にくぼみを作って営巣し、4月から7月に卵を産む。 県内では平地から山麓にかけて一年中見られる。 餌をとるための広い田畑や草原と敵が近づいたとき逃げ込める林の続くところを好む。 さしずめ中居の谷津田はキジの好むところ・・・ |
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キジ | |||||||||||
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キジ オスは体色も美しく尾も長い。 頭、頸、胸、腹は光によって色が変わる緑色がかった黒色。 顔は赤い皮膚が裸出している。 メスは全体に黄褐色に黒褐色の斑が散在する。 |
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新編子ども鳥図鑑 | |||||||||||
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