羽色が鮮やかで「飛ぶ宝石」とも呼ばれ、大変美しい鳥。 カワセミ類では最も小さい。 体に比べて頭が大きく、クチバシが長く、尾羽は短い。 頭上から背面、翼、尾は金属光沢のある緑色。 目の下、胸から上腹は橙色で、頸側、喉、下腹は白い。 オスのクチバシは黒く足は赤い。 メスでは下クチバシの基部が赤い。 幼鳥は色が鈍く、胸は黒ずんでいる。 低空を直線的に飛ぶ。飛びながらチーと鳴くのですぐ分かる。ユーラシア大陸、アフリカ、東南アジアなどに分布し、日本では平地から山地の池、湖沼、川などにすむ。 多くの地方では留鳥であるが、北海道では冬には数が減る。 水の上の横枝、水中の杭や石等に止まり、水の中の魚を狙い、急降下して捕る。低空飛翔後に急降下することもある。 縄張り意識はとても強く、繁殖期以外は一羽で暮らす。 繁殖期になるとオスがメスに小魚などをプレゼントする求愛給餌が見られる。 流れに近い崖土に0.5 〜1mの横穴を掘って巣を作り、卵を産む。 昔はどこの水辺でも見られたが、戦後の開発や農薬などで著しく数を減らした。 1960年ころから再び復活しはじめ、今では各地の渓流や小川、沼池などで普通に見られるようになった。 |
|||||||||
カワセミ | |||||||||
|
|||||||||
カワセミ 飛ぶ宝石ともいわれ、大変美しい鳥。 体に比べ、頭部とクチバシは大きく、尾羽は短い。 頭上から背面にかけて金属光沢の青色。 クチバシはオスは黒く、メスは下が赤い。 |
|||||||||
新編子ども鳥図鑑 | |||||||||
ご意見ご感想はこちらまで |