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雌雄同色で、スズメよりスマートで少し大きい。
頭上から尾までは光沢のある黒色で、尾には白斑があり、額とのどは赤褐色。
白い胸と腹との境には黒帯がある。
翼は長くて、尾は二つに割れた燕尾。
クチバシは小さいが大きく開き、脚は短く黒褐色。
幼鳥は色が鈍くて尾が短い。
飛びながらチュピッチュピッと鳴く。
「土喰って虫喰って渋い。」と聞きなす。
農耕地や市街地などで生活をし、人家の軒下に巣をつくる。
巣材の土を取るために地上に降りる。
飛びながら空中で昆虫をとるなど飛翔は巧みで反転も行う。
また、水面から水を飲む。
北部南部を除いたユーラシア大陸で繁殖し、東南アジア、オーストラリアなどで越冬する。
日本には夏鳥として飛来し、種子島以北で繁殖し、越冬例もある。
3月中旬ごろから見られ、10月下旬ごろには去る。
夏から秋には芦原などを大群でねぐらとし、電線に並んで止まる。
日本では家の軒下に巣をつくるツバメは火事や雷などから家を守る生き物として信じられ、また子どもを産み育てるおめでたい鳥として人々に大切にされてきた。
しかし最近では、都市化などにより、ツバメが減少しているといわれている・・・
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