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雌雄同色で、ツバメよりやや小さくて尾の切れ込みが浅い。
頭上、背、翼の上面、尾は光沢のある黒で、腹や上尾筒など下面はすべて白い。
足と指は白い羽毛でおおわれている。
口は横に大きく開き空中を飛行しながら昆虫を食べる。
はばたきを止めて滑空飛行をよく行う。
さえずりはピチュルピチュルと早口で繰り返し鳴くが、地鳴きはジュツジュツと濁った声で鳴く。
北部及び南部を除くユーラシア大陸、北部アフリカで繁殖し、冬季はサハラ以北のアフリカやインド、東南アジアなどに渡る。
日本には主に夏鳥として九州以北に渡来し、全国で繁殖している。
九州や暖地では越冬している例もある。
本来は山地や海岸の崖などに集団で営巣するが、最近は都市部にも進出し、学校、駅、橋の下など人工物に集団で営巣している。
巣は泥を使って深い椀状の巣を作る。
地上に降りるのは巣材の土を集める時だけ。
茨城県では3月半ばごろに渡来し、県北から筑波山周辺の主に都市部で繁殖し、冬は南へ渡る。
かすみがうら市田伏などではツバメとともに少数が越冬している。
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