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雌雄同色で、スズメより細身で、全体に褐色の地味なセキレイの仲間。
頭上から体の上面は灰褐色で不明瞭な縦斑があり、下面は淡い黄褐色で、胸、脇にも縦斑がある。
翼は黒褐色で羽縁は淡い。
眉班は淡いバフ色で、耳羽は灰褐色。足は長くて黄褐色。
飛び立ちの時にピッピッと細い声で鳴く。
ユーラシア大陸中部北部、北米北部に分布、繁殖し、アジア、アフリカ、北米の南部などに渡って越冬する。
日本には冬鳥として全国に渡来するが、
北海道では旅鳥で、北日本では冬に渡去する。
川岸、河口、水田など湿地を好む。
尾を上下に振って地上を歩いて餌をとる。
いつも地上にいて保護色になっているので見つけにくい。
春の渡去時に電線や枯れ枝に止まることがある。
茨城県では10月に大群で渡来し、
だんだん分散して越冬する。
稲刈りの後の水田などで見ることが多く、
海岸で見ることは少ない。
昆虫などを食べるほか、
草の種子や稲などの落穂なども食べる。
体の大きさや姿などがヒバリに似ていて湿地や水田などでよく見られることからタヒバリという名前が付いた。
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