ほぼカラス大の猛禽類。頭上から後頭は石板黒色。 背から尾にかけての上面は暗青灰色で、尾は比較的短く黒帯がある。目から頬にかけてひげ状の黒斑が目立つ。 下面は白くて腹は淡黄褐色を帯び、黒色横斑が密にある。 翼下面には白地に黒の横斑がある。 幼鳥は上面が褐色で羽縁が淡い褐色。 下面は淡褐色で黒褐色の縦斑がある。 日本で見られるのは多くは冬鳥として九州以北に渡来する。 全国の海岸、河口、湖沼、原野等開けた場所を好む。 海岸の断崖などで繁殖するが山地での繁殖例もある。 食性は動物食で主に鳥類を食べる。 狩りをするときは急降下して飛んでいる鳥を足でけって捕らえる。 ハヤブサの急降下は最速で300kmとなり、「最速のハンター」と呼ばれている。 しかし、上昇気流に乗って輪を描くこともある。 最近では都市部にも進出し、ドバトなどを主食にしている。 先日、銚子に鳥見に行った時、銚子漁港の入口堤防で獲物を捕らえたハヤブサを観察することが出来た。 獲物はユリカモメで、しばらく堤防上で羽根をむしっていたが、ほぼむしり終えたと思ったら、獲物を足でつかみ飛び去ってしまった・・・ |
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ハヤブサ | |||||||
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ハヤブサ 今年の冬、久しぶりに銚子漁港に鳥見に出かけた。 嵐の前触れのような曇り空の一日であった。 波崎漁港でも、銚子漁港でもいつも出会う鳥たち。 今年も収穫なしとあきらめかけた時、目の前の堤防で、ハヤブサの狩りを目撃。 そして、解体が始まった。 見る見るうちに羽毛の中に埋もれていく。 ほぼ羽をむしり終えたとたん、飛び去ってしまった。 |
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新編子ども鳥図鑑 | |||||||
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