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ムクドリ大の大型のツグミで、オスは頭から胸、背、腰は青藍色。翼と尾は青黒色で淡色の羽縁があり、腹は赤褐色で脇に青い羽毛がある。
メスは上面が灰黒褐色、尾は黒褐色、下面は暗黄褐色と褐色のうろこ状の斑がある。
アジアの東部に広く分布し、日本では本州以南に分布し、全国的に繁殖している。ほぼ全国の海岸の岩場に留鳥として単独でいることが多い。
南の方に数多くみられ、北のものは冬には南へ移動する。
岩、木の枝、電柱、屋根等に体を立てて止まり、尾をゆっくり上下させる。
短いさえずり飛翔をすることもあり、時には海岸から離れたビル街で見ることもある。
ホイピーチョイチョイ、ツツピーコ―などと美しい声で鳴く。
岩の上やコンクリートの堤防の上などでさえずる姿をよく見ることが出来る。
昆虫のほかカニやトカゲなども食べる。
県内では北茨城市から波崎町に至る長い海岸線に生息し、岸壁の割れ目や人家、工場のすき間などに営巣する。
日立市などでは山手の方にも見られ、海岸から離れた筑波山の岩場などにも姿を見せる。 |